去る3月13日(火)、第21回卒業式が挙行されました。
当日は卒業生たちの門出を祝うかのような柔らかな日差しに恵まれました。
華やかな衣装をまとった卒業生達
一人ひとりに卒業証書が手渡され、ともに学んだ仲間たちと最後の別れを惜しみながら、それぞれの思い出を胸にこの学び舎から巣立っていきました。
卒業式後は、在校生が企画した卒業記念パーティーが盛大に催されました。
パーティーにさきがけて、学費優待制度の表彰があり理事長から表彰状が手渡されました。
在校生が心を込めて会場をセッティング。
パーティーを盛り上げてくれた司会の二人
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国家試験が終わり、あとは卒業を迎えるばかり・・・の言語聴覚学科3年生。
3年間最後の科目、卒業研究の発表会が行われました。
3年間の授業、実習などを通して興味をもった内容を研究テーマとして設定し、
それぞれが担当教員の指導を受けながら卒業研究をまとめあげました。
当日はスライドを使って学科教員、1、2年生の前でそれぞれの成果を発表しました。
緊張もあったと思いますが、全員堂々と発表してくれました。
後輩たちも聞き入ります。来年は自分たちもあの場に・・・。
指導した私たち教員も、皆がしっかりと考えや思いを伝えることができるよう
しっかりと見守り、聞き入りました。
1人20枚弱のレポートはそれほど長いものではありません。
発表も1人10分程の短いものでした。
それでもこのスライドやレポート、そして当日の発表には、
3年間の多くの苦労や喜びなど様々な思いが込められているように思いました。
3年間本当によく頑張ったね。
皆さんが努力を続けた日々は、これからのST人生できっと大きな実を結ぶことでしょう。
さぁ、明日はいよいよ卒業式です。
胸を張って、一番の笑顔で巣立ちの日を飾ってください。
言語聴覚学科教員 森和歌子
岐阜県に在住、勤務している言語聴覚士が集う「岐阜県言語聴覚士会」には、
現在200人を超える会員が所属しています。
言語聴覚士の支援を必要とする方々や言語聴覚士への情報提供、勉強会の開催、
行政との情報共有など、様々な活動を行っています。
本校の言語聴覚学科はその県士会の事務局を担当しており、様々な業務を行っています。
2月25日(日)には県士会主催の研修会が開催され、たくさんの言語聴覚士が参加してくださいました。
養成校を卒業し、国家試験に合格して晴れて言語聴覚士になった後も
患者さんにより良い支援ができるよう、日々新たな知識や技術を習得するための
勉強が続いていきます。
私も受付業務を行った後は、一緒に勉強してきました!
この日は卒業生(言語聴覚学科4期生)の品川さんが司会でした。
品川さんは現在多治見市民病院で勤務する傍ら、県士会の理事として活躍中です。
サンビレッジを巣立った後それぞれで活躍し、こうして一緒に県士会理事として
活動することができるのは本当に嬉しいことです。
私たち教員も常に勉強!
卒業生と一緒に学び続け、言語聴覚士としてのスキルの向上と社会貢献に
務めていきたいと改めて思った一日でした。
言語聴覚学科 教員 森和歌子
学生は覚えてきた手順を実施しますが、なかなかうまくいきません。
物品の扱いに精一杯で言葉がけがほとんどない学生、手順どおりではあっても手技が荒い学生など様々です。
相手はこの演習用に作られたモデルの人形です。名前はサンビ陽子さん。でも、そのサンビ陽子さんが実際に呼吸困難で苦しんでいる利用者さんだったらどうでしょう。
「言葉がけがなければ、不安な気持ちを与えてしまいますね、手技が粗ければケガをさせてしまうかもしれませんよね。陽子さんに安心、安楽なケアをしてください」学生にそう伝えると、みなうなづいています。「陽子さん、のどのゴロゴロをとって楽になりませんか?」やさしい言葉がけで、苦しさを受けとめながら丁寧にやりなおしていきます。
本日は演習初日でしたが、クラスの半分の学生が放課後も残って練習をしていました。
サンビ陽子さんに安心・安楽なケアができるように。