本校作業療法学科教員の廣瀬武が、非常勤講師として7月5日、岐阜大学教育学部の学生250名に「介護におけるチームアプローチ」~作業療法士の視点から~という内容で講義をしてまいりました。
内容は作業療法士とは。作業療法士の「作業」ってどういう意味か。
そもそもOTのOccupationとは。連携の方法や、チームで協力するためのコミュニケーション力とは。
などなど様々な内容を盛り込んだ講義になりました。
会場では熱心に耳を傾ける学生さんが多くみられ、将来、教員となって活躍する教育学部の学生さんにとって、興味深い内容となったと思います。
皆さん、足の大切さを知っていますか?
どこかで「腕や手は作業療法士、足は理学療法士」という風潮がありますが
「生活をみる」ことを重要視する作業療法士は足もしっかりと観察する必要があります。
たとえば…
「重心がかかと側にかかるように生活していると巻き爪になる」
「圧力が一か所にかかるように動いていれば、マメや魚の目ができる」などなど。
要するに、足にはその人の動き方や生活スタイルが刻み込まれているのです。
6月30日にフットケアについて特別講演が開かれました。講師は岩手県一関国民健康保険病院の三浦和子さん。
看護師でありながら、日本フットケア学会認定フットケア指導士でもご活躍されています。
この講演で、足指でタオルをつまんで綱引きをするトレーニング方法、爪のお手入れ方法
糖尿病の方の足の拭きあげ方などなど、非常に興味深いを勉強することができました。
作業療法学科の学生たちも興味深そうに聴講し、体験もしていました。
将来、足までしっかり確認できる作業療法士になってもらいたいです。
作業療法学科 廣瀬 武
『けんこんいってき』と読みます。
「乾」は天、「坤」は地を意味します。また「一擲」とは投げることを指します。
その昔、武将が、自分の運命をかけるほどの大勝負の際、サイコロを投げて天(吉)と出るか、地(凶)と出るか運命を占った中国の故事からきていることば。
今では、天下の覇権を賭けて大勝負に出ることを乾坤一擲と言うそうです。
さて、今年のサンビ祭の全体スローガンは、この乾坤一擲。老いも若きも、男も女も、学生も教員もこの日ばかりは立場や学科の垣根は関係なくスポーツを通じて真剣勝負を行いました。
天下分け目の関ケ原の合戦の再来か?(はたまた世紀末覇者ケンシロウVSラオウか?)
さあ、今年の覇者はどの学科だったでしょうか?
各競技の個別結果は以下の通りです。(一部抜粋)
・「障害物リレー」は介護学科の優勝!
・「大縄跳び」は、若さ爆発で、作業療法学科の優勝
・「ぐるぐるバット」は、面白すぎて言語聴覚学科3年生チームの勝利
・「椅子取りゲーム」では、作業療法学科2年生が優勝しました。
・「バレーボール」は、ガチで介護学科が強し!
・「ジェスチャーゲーム」は、さすがプロです。教員チームが勝利を収めました。
各学科の皆さんおめでとうございました。
そして、総合優勝は…作業療法学科でした。
みんな真剣でした。
みんな笑いました。
みんな盛り上がりました。
そして、最後はみんな一つになりました。
そうです!覇者になったのは、サンビ祭に参加した全員だったのです!!
最後に、実行委員会の皆さん本当にお疲れさまでした。
最後までケガ人無く、無事終えることができたことに感謝を述べたいと思います。
言語聴覚学科教員 森 晃雄
5月2日に、愛知県で作業療法士をされている山田隆司さん招き、3学科合同で特別講義を開催しました。お題は…
「私たちは○○する仕事です」~対象者へアプローチするコツ~
ご自身シャルコーマリートゥース病の当事者で、手術や入院を繰り返し、当事者セラピストとしての可能性を模索されている方です。アウトドアや旅行が趣味で、奥さんと娘さんとUSJなどに行ったり、キャンプをしたり、非常にユニークなライフスタイルを送られています。
「しょうがい」の捉え方、「ナラティブ」の読み取り方、アセスメント(評価)のきっかけは恋に似ている!など非常に興味深いお話が続きました。
本校の学生も、ぜひ医学的な知識だけにとどまることなく、この幅広い視野を学んでいただき、将来活躍できる介護福祉士・作業療法士・言語聴覚士になっていただけたらと思っています。
特別講義後は学生ホールで山田さんを囲んでランチタイム。
アウトドア好きな山田さんが作ってくれたのは、「フランスパンの粒あん+クリームチーズのせ」
まさに絶品!キャンパーの皆さんおすすめですよ!
さて、話は戻って、「私たちは○○する仕事です」~対象者へアプローチするコツ~
この○○に入るものはなんでしょう?
本校の学生さんには宿題として出されました。そんなに簡単に答えは出ませんよ。
大切にゆっくり考えてくださいね。
5月2日に大垣桜高校、福祉コース3年生の皆様に出張授業を行わせていただきました。
テーマは作業療法士・言語聴覚士の実際と体験です。
実際の現場でどんなことが行われているか、体験してみるのが一番ですね。
30分間は作業療法士と言語聴覚士の仕事の内容を聞いて、その後二手に分かれ体験し、1時間ずつの体験です。
作業療法士では、反射検査や関節可動域測定などの検査方法を実際に体験していただき、言語聴覚士では、嚥下障害者に対する評価からアプローチまでを例を挙げながら、実際に言語聴覚士の疑似体験をして頂きました。
「ナルホド」
という表情を沢山見せてもらい、非常に有意義な一日になりました。
言語聴覚学科 教員 森晃雄
作業療法学科 教員 廣瀬武