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木工から学ぶ

8月 17, 2017  カテゴリー: 作業療法学科ブログ

作業療法士はその方の大切なものをもう一度できるように支援する仕事であると、以前記事に書きました。

しかしそれ以外にも精神的・身体的に治療の手段として、作業活動を提供することもあります。

今回そんな作業活動の一つとして、作業療法学科1年生時は基礎作業学という授業で木工を行いました。作業療法学科1年生の木工をクローズアップします。木工では将来就職してから使用する治療道具を作成します。指の巧緻性改善を目指す物や、感覚入力を増やすものまでさまざまな用途のものがあります。あまり固定概念にとらわれず、学生のアイデアを木工に取り入れいい作品を作ってくれればと思います。

しかし、実際に木工を行ったことが無い学生が半分以上。まずは道具の使い方から学んでいきます。

「ノコギリの刃は縦引きと横引きがある。」

「カンナの刃の出を調節するにはここをたたく」

などなど。

じつはこれ、作業療法士の国家試験でも問われます。1年生には実際にカンナを分解・組み立ても行ってもらいました。

皆さん楽しそうにカンナの刃を調節し、どれだけ薄く削られるか挑戦していました。

 

私は幼少のころ、木工が大好きな祖父から道具の使い方を教えてもらいました。その頃にカンナの刃を下にして置いたり、はさみを開いたまま置いておくと叱られたのを覚えています。そんな経験も活かし授業中に刃物のリスク管理の重要さも伝えていき、最終的には将来医療・福祉現場で様々なリスクに対し、管理がしっかりとできる作業療法士になっていただきたいと思います。

作業療法学科 教員 廣瀬 武

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