身体的・精神的な問題や、動作だけに焦点をあてるのではなく
「その人らしい人生とは?」という、幅広い視野で人を捉えることができ、
地域社会で即戦力となれる作業療法士を育成する。
作業療法士は、医学と生活を結びつけるスペシャリスト。毎日の生活で生活動作がどのように行われているかを、十分に理解しておくことが必要です。そのため、机上の学習だけでなく、自身の身体で体験することを通してより深い理解が得られるような授業が多く設定されています。障害体験もその一つ。「もし着替えの時、片手が使えなかったら…」「片手で料理できるか…」などの体験をすることで、どのような工夫が必要かを知り、将来の治療へと結びつけることができるようになります。
知識を暗記するだけでは、卒業後に作業療法士として即戦力にはなれません。「即戦力」とは、得た知識を臨機応変に引き出して活用し、チームの中で働くことができる力だと私たちは考えています。そこで、作業療法学科では日ごろの勉強内容を「使える知識」にするために、ディスカッションする機会を多く設けています。これにより知識も定着し、相手にわかりやすく情報を伝達するトレーニングにもなります。また、1年次には日常生活活動を学んだ後、施設内で高齢者がどのような日常生活を送っているかを実習で確かめる、2年次には評価実習前に施設内でプレ評価実習を行うなど、授業で習ったことを段階的に確認できるよう、きめ細やかな関連施設実習を設定しています。
作業療法士には、医学的な情報や生活の情報を収集し、本人の想いをくみ取り、計画的に治療を行っていく能力が求められます。また、チームで働く中で様々な業務を段取り良く遂行する能力も求められます。そのため、在学中から自己管理能力を高める必要があり、授業や実習や学校行事、アルバイトや自己学習時間の確保などのスケジュール管理を行うよう指導しています。また、今、何を優先的に行わなくてはいけないのかなど、優先順位を付けるタスク管理ができるよう、日常生活の指導も行っています。
作業療法士は、幅広い視野で人を捉えることが必要です。そのためには、机上での学習も大切ですが、体験を通して理解を深めていき、それを仲間と共にディスカッションすることで知識を定着していくことが重要です。国家試験に対しても合格だけを目標にするのではなく、作業療法士として働いていく上で、一生役に立つ学習方法が身に付いていきます。そして、卒業後に作業療法士として医療チームの中で働くには自己管理やタスク管理が大切になります。作業療法学科では、座学と実習から学ぶ授業で、地域社会で即戦力となれる作業療法士を養成します。
座学で得られた確かな知識を、まずは自分の体で体感し、暗記ではなくより深い理解をした後に、能動的な行動に移す授業スタイルが多くあります。
近年、高齢化社会やストレス社会の時代を迎え、医療・福祉の分野では精神科病院のリハビリテーションとして作業療法士の活躍が期待されており、急性期医療から維持期まで包括的ケアが広がりつつあります。サンビレッジ国際医療福祉専門学校では、充実したカリキュラムと熱意ある教員の方々の指導のもと、知識や技術、人間性を兼ね備えた学生さんが夢の実現に向け日々頑張っています。私たちの実習地では、患者さんのこころに寄り添う優しい気持ちと冷静な判断力をもって実習に挑んでいる姿が印象的です。
サンビレッジ国際医療福祉専門学校さんには、臨床現場でしっかり社会貢献できる即戦力となる学生さんを今後も期待しています。
当施設では、どんなに重い障がいのある人にも21世紀にふさわしい人間らしい豊かな生活を営めるように「よく学び、よく働き、よく遊び、よく生きる」ことを保証し、自立をめざしてともに歩むことを、基本理念の一つとしています。 サンビレッジ国際医療福祉専門学校の学生は臨床実習だけでなく、施設行事も一緒になって参加してくれています。利用者の方の話に丁寧に耳を傾け、寄り添う姿をいつも拝見しています。人として温かみのあふれた学生が多く、いつも感謝しています。
サンビレッジ国際医療福祉専門学校の学生さん、時に厳しく、時に優しいサンビレッジの先生の背中を見て、対象者の方と向き合えるセラピストを目指して下さい。
同志よ、共に頑張ろう。
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