学生は覚えてきた手順を実施しますが、なかなかうまくいきません。
物品の扱いに精一杯で言葉がけがほとんどない学生、手順どおりではあっても手技が荒い学生など様々です。
相手はこの演習用に作られたモデルの人形です。名前はサンビ陽子さん。でも、そのサンビ陽子さんが実際に呼吸困難で苦しんでいる利用者さんだったらどうでしょう。
「言葉がけがなければ、不安な気持ちを与えてしまいますね、手技が粗ければケガをさせてしまうかもしれませんよね。陽子さんに安心、安楽なケアをしてください」学生にそう伝えると、みなうなづいています。「陽子さん、のどのゴロゴロをとって楽になりませんか?」やさしい言葉がけで、苦しさを受けとめながら丁寧にやりなおしていきます。
本日は演習初日でしたが、クラスの半分の学生が放課後も残って練習をしていました。
サンビ陽子さんに安心・安楽なケアができるように。
今年初のオープンキャンパスが本日サンビレッジ国際医療福祉専門学校で行われました!
参加してくださった方、ありがとうございました!
サンビレッジのいいところは?
近くにスーパーはあるの?
就職ってどうなんですか?
実際の授業の雰囲気は?などなど。
お昼ご飯はどうしてる?受験は難しい!?
などなど、様々な質問が飛び交っていました。
サンビレッジのオープンキャンパスでは、在校生の声はもちろん、様々な情報を得ることができますよ!
うれしい知らせが届いています。これでほぼ全員就職内定をいただきました。
特別養護老人ホーム、訪問介護ステーション、障害者施設、病院、特別地方公共団体、そして当校母体の施設にも数名が就職内定いたしました。卒業後も度々顔を合わせられそうです。介護業界は、今まさに売り手市場といわれていますが、当校にもその波が大きく押し寄せてきました。
学生によっては2〜3施設から直接オファーをいただくこともありました。
学生たちは見学に行き、人事担当の方の話をしっかり聞き、条件の良さだけで選ぶことなく、自分の目で確かめて就職試験を受けました。
半年後には、自分で選んだ就職先できっと活躍していることでしょう。
学校生活と家庭とを両立しながら、学校に通う学生がいます。朝、家を出るまでは、主婦。学校に登校する間に学生の顔になり、ひとりの学生として介護を学びます。そして、学校の授業が終了すると、主婦へと戻るのです。子どもが寝ている間にまた学生となり、課題をこなします。
Aさんは、公的な子育て支援を利用し、保育園と小学校低学年のお子さんを育てながら学校に通っています。家ではパワフルなお母さん、学校でも楽しくエネルギッシュに学んでいます。
Aさんはじめ多くのお母さん(もちろんお父さんも!)学生さんが頑張っています!
その他の学生さんの一日の流れです。
今話題の「注文を間違える料理店」(認知症を抱える方がホールスタッフ)の実行委員長でもある、和田行男さんを講師に迎え、改めて認知症について学びました。
グループホームで起こった出来事を、利用者さんや職員になりきって臨場感あふれる演技でお話ししてくださり、実際の現場にいるような気持ちでお話を聞くことができました。
その中で、安全・安心であることはもちろん、こうあるべきと型にはめずその時々で対応できる力が大切なのだと伝わってきました。
どの様な場面でも対応できる力を身に付ける為にも、授業はもちろん色々な情報に目を向けることは大切ですね