肌寒さの中にも温かさを感じ、桜も日に日に花開き、生命の強さを感じるこの季節に、サンビレッジ国際医療福祉専門学校の入学式を迎えることを感謝いたします。新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
新入生のみなさんも、三寒四温のこの時期と同じように大きな期待と少々の不安を胸に抱いて、今ここにおられる事と思います。
新型コロナウイルス流行という世界的にも脅威となっているこのことを、みなさんはどのように捉えているでしょうか。この先どうなっていくかわからないと漠然と不安を抱いたり、国の政策が悪いと批判を言ったりと、いろいろな意見がインターネット上でもやり取りをされています。マイナスの要因が多くある中で、プラスの要因はないか見つけてみることもしてみてはどうでしょうか。
これから入学される方は将来多種多様な人と関わることになります。高齢者の割合も必然的に多くなってきます。年を重ねるごとに身体的にも精神的にも負の要因が多くなるなか、その人の「強み」といえる要因を見つけ出しその部分を引き出し、伸ばす職業が介護福祉士であり、作業療法士であり、言語聴覚士ともいえるのです。
チャンスに奢ることなかれ、ピンチの中にもチャンスあり。我々の職業は常に多角的に物事を見ていく必要があります。このサンビレッジ国際医療福祉専門学校は、字のごとく国際的な視野を持つべく、人の痛みを我が事と感じる感性を磨き、多様な考えを理解しそれに対応できる専門職を育成しています。経験豊富な講師より的確なる知識と、言葉では学ぶことのできない実習現場での体験をしっかりと自分のものとし、柔軟なる思考のもと、多くの方々の幸せを作り上げる人物に成長していくことを楽しみにしています。
ご入学おめでとうございます。
社会福祉法人 新生会
理事長 今 村 寧
2月15日(土)の本番までいよいよカウントダウンが始まりました。
“日日是決戦“
どこかの予備校の受け売りではありませんが、
一分一秒を惜しんで勉強しているST科の3年生。
最後、もうひと踏ん張り!!そんなエールを込めて、国家試験前激励会を行いました。
当日は、2年生が評価実習中のためST科1年生と教員が参加して行われましたが、各教員からひと言ずつメッセージが送られ、激励グッズと寄せ書きを渡して最後は全員で記念写真を撮りました。
3年生のTさんからは、逆に1年生にむけて「実習で沢山の方を見てきて欲しい。それが国試の勉強に活きるから…」と逆エールを送ってくれました。
ささやかではありますが、ほっこりとした時間に日々の緊張から少し解き放たれたひと時になったのではないでしょうか。
本日は、(株)新生メディカル様の社内実践発表会に本学の学生や教員が参加させていただきました。
テーマは「令和 新時代へ進め 私たちは未来を示すラ針盤」
ラ針盤を道しるべに前に進んでいこうという思いが込められた今回の事例発表会では、
中年の子と高齢の親が社会から孤立してしまう「8050(ハチゼロゴウゼロ)問題」や、
認知症の方への介入で苦慮されたケースなど困難なケースにおいて、チームが一枚岩となって取り組んでこられた
成果を発表されていました。
多職種連携を通じた協働アセスメントの大切さを改めて再認識し、チーム一丸となって取り組んでこられた内容に
学生だけでなく教員も引き込まれた数時間でした。
私たちも学生・教員が“ONEチーム”となって前に進んでいきたいと思います。
言語聴覚学科 教員
森 晃雄
最終日のこの日、学生の考えたレクリエーションで大いに盛り上がりました。
1Fのデイルームとグループホームを担当した学生は、ボール渡しゲーム、タンバリンや鳴子を使った懐メロを大合唱しました。
2Fの特養を担当した学生は、手作りの日本一周すごろくゲームを行い、各都道府県の名物の話に花が咲きました。
予定通り進まないことは現場ではよくあります。でも、学生たちは臨機応変に対応していました。
最後は、利用者さんと笑顔で記念写真。「もう終わりなんですね…。」と、名残惜しそうに話す学生も…。
振り返ると、各々の学生がそれぞれの課題と向き合ってきた6週間でした。
一人ひとりじっくり取り組んできたこの実習では、回数を重ねるごとに利用者さんと笑顔で関われるようになり、
『経験にまさる学習はない』と改めて実感した実習となりました。
この経験を次の評価実習にぜひ活かしてもらいたいものです。
最後に、リハビリセンター白鳥の利用者の皆様、職員の皆様、
6週間ありがとうございました。
言語聴覚学科 教員 森晃雄
ふれあいタイム)とは、本校の関連施設であるリハビリセンター白鳥で、実際の利用者さんとコミュニケーションやレクリエーションをしながら6週間かけて関係を深めていく学外体験授業です。
4週目の本日は、学生らが企画したレクリエーションを行いました。
担当利用者さんとの関係も深まってきているので、和気あいあいとした雰囲気が、とても良い感じでした。
学生は手足が不自由な方、認知症の方にも楽しめるような利用者の方の立場にたった企画を考えてきてくれ、彼らの優しさや気遣いを感じられる一面を垣間見ることができました。
終了後の反省会では、「もっとこうすればよかった」や「次回はもっと楽しめる企画を考えたい」などの声も聞かれ、彼らの成長を感じた一日でした。