食べることは生きること。
毎日元気に学校へ通い、仕事をして、趣味活動や遊びをして…
そんな盛りだくさんな生活を送る私たちでも、食べることは日々の中で大切な楽しみの1つです。
ましてや病院や施設で暮らす高齢者の方々にとって、おいしいものを食べることどれほど楽しいことでしょうか。
しかしながら病気や加齢のために嚥下障害となり、何でもおいしく食べることができなくなる方も多いのです。
私たちSTはそんな飲み込みに問題がある方々に様々な支援を行っています。
言語聴覚学科3年生が毎年行う演習の1つに、「嚥下食調理実習」があります。
今年度のテーマは「デザートビュッフェ」。嚥下障害がある方々は、施設や病院で提供されるおやつもプリンやゼリーばかりになりがちですが、そのような方々も一緒に楽しめるようなデザートビュッフェの企画を行いました。
各グループ3品+ドリンクをメニューから考え、レシピを検討し、当日の調理に備えました。
やわらかいプリンケーキ、舌で押しつぶせるように豆腐を使って作った白玉だんごのぜんざい、マシュマロをを混ぜてふわっとした食感を出したチョコムース、丁寧にいちごの粒を取り除いてなめらかにつくったプリン・・・。
どれもやわからさ、のど越しに工夫した一品がそろいました!!
さていただきますの時間。今回は事務の窓口でいつもお世話になっている山代さんにも登場していただき、
一品ずつ説明を聞いてもらい、試食していただきました。
STは対象となる方にとって適切な食形態を検討し、それをより安全に食べていただけるよう様々な職種の方と連携し、意見を交わしながらより良い方法を提案します。
現場に出てからSTが嚥下食を実際に作ることはほとんどありません。それでもたくさんの方々がおいしく、楽しく、安全に食べることができるよう、調理という視点から工夫をしたこの経験は、将来何を食べてもらえるか考える側になったとき、きっと役に立つはずです。
心なしかいつもの授業よりも楽しそうで、キャッキャッと明るい声が飛び交った家政学実習室。
この実習で得たものが自分たちの「おいしかった」「楽しかった」という気持ちだけで終わらず、いつか出会う多くの対象者の方々に、たくさんのおいしく楽しい気持ちを伝えていってもらえると嬉しく思います。
(言語聴覚学科 森和歌子)
今年も言語聴覚学科2年生が、関連施設であるリハビリセンター白鳥にて実習を行っています。
週一回(計6回)、10月3日から始まった体験実習も今日で最終日となりました。
6週間に渡って施設の利用者の方々と関係を築き上げてきた学生達。
最後のふり返りでは、学生が感極まる場面もありました。
それだけ真剣に、利用者さんと関わってきた証です。
ふり返りの際、「自分の意見を人に伝えることは簡単なようで難しいことを実感しました」と、レクリエーションで大勢の利用者さんを前に司会を務めた学生が感想を述べてくれました。
もしかしたら、集団で行うレクリエーションが苦手な利用者さんもいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、利用者さんの好きなことや興味はなんだろう?と、その方の気持に寄り添いつつ、信頼関係を築きあげるために何をして差し上げたら喜ばれるのか?と常に思いをはせることが大切です。
片麻痺によって手指の細かな動作ができない方がいらっしゃるとしたら。保たれている機能・能力を最大限に活用できるレクを考えればいいんです。
この6週間で“考えて実践する”という経験をしながら、毎回、振り返りを行い、修正を繰り返してきました。
冬からの本格的な病院実習の前に、これらの経験が、きっと自信につながることでしょう。
言語聴覚学科 教員 森 晃雄
お客さんも学生達もブラスバンドの演奏を終えた池田中の生徒さんもみんなで一緒によさこい!
池田中学ブラスバンド部の演奏は圧巻でした‼ 素晴らしい演奏ありがとうございました。
ヨーヨー釣りやスーパーボールすくいのキッズコーナーにもたくさんのお子さんに来ていただきました。
同じくキッズコーナーのプラ板つくり。こんな感じに仕上がりました。
スタンプラリー 7つのハンコを集めて”健康グッズ”をもらおう!最後の7つ目は”あるスタッフ”を探してその人から押印してもらうのですが…最後まで見つけられたかな?
まつりのフィナーレは、やっぱりこれでしょ!まぐろの解体ショー
今年の「陽の里健康まつり」はいかがでしたでしょうか? 来年も皆さまに喜んもらえるような企画をご用意して、地域の皆さんにもっとサンビ校を身近に感じていただけるよう努力してまいります。
最後に、今回、イベントにご出演頂いた皆さま、ご出店して頂いた各店の皆さま、また、ボランティアで参加して頂いた高校生の皆さま、その他、関係各所の皆さま、お力添え下さいまして本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。今後とも何卒、よろしくお願いいたします。
言語聴覚学科 教員 森 晃雄
【special thanks】神戸町ひびき太鼓さん、総踊連合 神舞さん、大野町Σ(シグマ)さん、風華蓮さん、池田中学校ブラスバンド部の皆さん、ライフサポーターの皆さん、白鳥ファームさん、サンローヤルさん、sa菜da cafeさん、どんぐり村福祉工場さん、Yucco’s original accessoryさん、miss bettyさん、大垣水産さん、池田高校・揖斐高校・大垣桜高校のボランティアの皆さん
さあ、本番当日です。
まずは、天高く秋晴れの空に響き渡る太鼓の音でオープニングを飾ります。
みんなお揃いの装いで祭りムードを盛り上げます。
今年は教員も衣装をそろえました。
リハビリセンター白鳥の職員が真心こめて鮎とみたらし団子を焼き上げます。どうですか?この美味しそうな焼き色。鮎の塩焼きは桑原施設長自ら1本1本丁寧に焼き上げます。もう年季が違います!
池田高校、揖斐高校、大垣桜高校のボランティアで来ていただいた生徒の皆さんご協力ありがとうございました。楽しんでいただけたでしょうか?
作業療法学科のブースは大繁盛。途中で在庫が切れてしまうアクシデントも!
言語聴覚学科も負けじと丁寧に接客を心掛けました。前日の練習が身を結んで良かった~。
作業療法学科教員 河村先生による認知特性の講義は勉強方法の仕方について教えて下さいました。
sa菜da cafeさん、yucco’s original accessoryさん、また来年も宜しくお願いします。
前日の準備の様子です。
介護福祉学科は高齢者体験として車椅子体験と白内障体験を行いました。
作業療法学科は「ワクワク作業療法体験」 利き手交換(利き手でない方)した状態でアクセサリーを作ってみたらどうなる?
言語聴覚学科では、食べたり飲んだりすることができなくなる嚥下障がいを、図や実演を交えてわかりやすく解説する予定です。最後はお菓子の”じゃがりこ”を使った嚥下食の実演。前日のリハーサルでは教員からの手厳しい(?)感想もきかれました。本番は大丈夫かな?(;^_^A
さあ、明日はいよいよ本番。準備も整いました。