今年は“健康”をテーマに日々の学びを地域の皆さまに発信して学校をもっと身近に感じていただこうと、介護福祉学科、作業療法学科、言語聴覚学科の学生や教員らが、さまざまな企画を考え地域の皆さまと交流を深めました。
【学生企画】
〇介護福祉学科「高齢者の生活を体験しよう」
〇作業療法学科「作ってワクワク作業療法体験」
〇言語聴覚学科「嚥下について学ぼう」
また、教員企画では、作業療法学科河村先生による「認知特性講座」を行いました。
屋外イベントでは、近隣の神戸町から和太鼓チーム(響き太鼓)やよさこい(総踊連合神舞、大野町Σ)の皆さんによる演舞、地元池田中学校ブラスバンド部の皆さんによる演奏で、会場全体を盛り上げていただきました。
模擬店ブースでは、リハビリセンター白鳥職員による鮎の塩焼きやみたらし団子、ライフサポーターの皆さんによるベーコン焼き、その他にも白鳥ファームさん、洋食屋サンローヤルさん、ミスベティさんなど地元、池田町になじみ深いお店に出店いただきました。また、本校きっての料理の達人、小林校長と太田事務局長による味噌から手作りした”健康豚汁”も振る舞われました。今年は、地元のマルシェ等でも人気のお店「sa菜da cafe」さんや手作りアクセサリー「Yucco’s original accessory 」さんが出店され模擬店ブースに華を添えていただきました。そして最後はお馴染み「マグロの解体ショー」で締めくくり。
お腹もココロも満たされた一日となりました。普段の授業の緊張から少し解き離れ、どの学生も笑顔でリラックスした表情がとても印象的でしたね。
この様子は、準備前日と当日を写真で振り返りながら4回に分けてお伝えしたいと思います。
10月20日(土)に開催される陽の里健康まつり!いよいよ近づいてきました!
陽の里健康まつりはサンビレッジ国際医療福祉専門学校で行われる学園祭で、毎年リハビリセンター白鳥と共同開催しています。今年の会場はサンビレッジ国際医療福祉専門学校の北館です。
さてさて、学校の中も準備が進んできています。
いたるところに会場マップが貼られています。
各学科とも準備が進んでいます。
介護福祉学科では、「高齢者の生活を体験しよう」という内容で白内障の体験をすることができます。
作業療法学科では「作ってわくわく作業療法体験」と称し、シャカシャカストラップ作りを通して、手指の動きを脳の関係について学ぶことができます。
言語聴覚学科では、「嚥下(えんげ)を学ぼう」という内容で、「飲み込み」について簡単な勉強をし、身近な物で嚥下食(えんげしょく)を作り、実際に食べる体験をすることができます。
陽の里健康まつりのイベントは、すべて無料。もちろん、どなたでも参加することができますよ!
ぜひ参加ください。
言語聴覚学科2年生では、毎年秋になると言語聴覚障害診断学の授業の一環として、OSCE演習を実施しています。
OSCE(オスキー)とは「客観的臨床能力試験」の略で、医療系職種の養成課程で広く広がってきている試験ですが、
実習を開始する前に技能や態度が一定の基準に到達しているかを客観的に評価するものです。
本校言語聴覚学科では試験としてではなく、実習を数カ月後に控えた学生達の技能を確認し、お互いに高め合う目的の演習として行っています。
今年度もテーマは「インテーク(初回)面接」
実習で評価を受け持つことになった患者さんに、まずどのように声を交わし、話を伺って情報収集していくか?
言語聴覚学科の教員を模擬患者に見立て、10分間という制限時間の中で面接を行いました。
学生達は緊張気味…。どれだけ準備してきても、伝わらないことがあると焦って頭が真っ白になることも!
順番を待つ学生達は隣の部屋からマジックミラー越しに観察しています。
1人演習が終わると、その場で教員たちからフィードバックを受けます。
学生達の今後に活かされることを期待して時には厳しい言葉も出ますが、学生達も真剣に聞き入っていました。
後日、改めて振り返りを行いました。
グループに分かれ、互いの演習を映した動画を見ながらディスカッションを行います。
「あなたのこの声掛けは患者さんの気持ちをよく理解していてよかったと思う」
「あなたのこの働きかけは患者さんには少し威圧的に感じられてしまうかもしれない」
同じ教室で、同じ勉強をしている学生同士だからこそ指摘し合い、そして理解し合えるものもあるのかもしれません。
日頃の座学の講義と違い、自分の苦手なことに直面していくことが多い演習は非常に苦しい時間もあると思います。
それでも、成功も失敗も、大切な経験の1つ!
この経験が、これから出会う多くの患者さんへの支援にきっと役立つことを期待しています。
(言語聴覚学科教員 森和歌子)
言語聴覚学科では2年生になると、失語症や構音障害、聴覚障害など
様々な障害についての特徴や検査、治療方法など専門的な講義が多くなります。
多くの検査の手技を学び、学生同士で何度も練習し、来るべき臨床実習に備えます。
その中の「嚥下障害学演習Ⅰ」の取り組みとして、学校関係施設の1つである高齢者施設にお伺いし、利用者さんにご協力いただいて実際に飲み込みの検査を実施させていただきました。
今回実施させていただいたのは「問診」「反復唾液嚥下テスト」「改訂水飲みテスト」「頸部聴診法」の4つ。
現場で嚥下障害の対応をしている言語聴覚士であれば、誰でも知っている基本のテストです。
聴診器を使って飲み込みの時の音を聴いたり、唾液を嚥下するときの喉の動きを確認したり…。
学生同士の練習では簡単にできることが、実際に利用者さん相手に行うとこんなに難しいなんて!
相手が聞きやすい声の大きさや話し方を工夫したり、リラックスしてもらえるような表情や態度に気を配ったりと、実は手技そのもの以外にも考えないといけないことがたくさんあることを学べたようです。
座学で理論を学び、教室で手技を練習し、それを関連施設の利用者さんに
実施させていただくことで、学生達は対象者の本当の力を引き出すことの難しさを知り、検査を行う上で本当に必要な力を身に着けていきます。
教室だけでは学べないものをどんどん吸収し、真の実力をもった言語聴覚士に育ってほしいものです。
(言語聴覚学科 教員 森和歌子)
第7回オープンキャンパスを下記の通り開催させていただきます。
時:9月29日(土) 13:15~15:15(開場:12:45)
場所:サンビレッジ国際医療福祉専門学校 北館
当日は学校の概要説明、キャンパスツアー、体験授業、Teatimeでの質問コーナーなどがあります。Teatimeでは実際の在校生の声を聞くことができます。また、学費や入試についてなど様々な質問をすることができます。12:45より開場していますので、ご自由に展示ブースや卒業後の就職先一覧などを閲覧することができます。
各学科の体験授業では、実際に受ける授業がどのような雰囲気で行われているのか、どんな内容を学ぶのかなど様々な事がわかります。
「からだのしくみを知ってモデル機で吸引してみよう!」
従来看護師が行ってきた喀痰吸引。介護福祉士もそのケアを担うことになりました。鼻腔内、口腔内だけでなく気管切開をされている方のカニューレ内部まで吸引を行います。どんな器具を使うの?どんなふうに吸引するの?カニューレを付けたモデル機で実際に体験してみましょう。
「食事動作の体の使い方を観察しよう!」
OTがアプローチする動作の1つに、食事動作があります。食事をするときどんな姿勢をしていますか?体のどこを使っていますか?食べる物によって、お皿や箸・スプーンなど、何を使っていますか?どんな環境で食事をしていますか?食事動作を中心に、食器や道具、環境を作業療法士の視点で観察してみましょう。
「声を出さずに、気持ちを伝えることはできるのか!?」
コミュニケーションには欠かせない「ことば」と「声」。それを失った時、人はどのように、気持ちを伝えたらよいのでしょうか。ジェスチャーを使う、文字を書くなどの方法以外にも、実はたくさんのコミュニケーションツールがあります。それらを駆使し、相手に気持ちを伝えてみましょう!
となっております。
また、こんな方にサンビレッジのオープンキャンパスはお勧めです。
①もうなりたい職種が決まっていて、どの学校が自分に合っているか確かめたい高校3年生の方。
②まだ、なりたいものが見つからず、介護福祉士・作業療法士・言語聴覚士の仕事について知ってみたい高校生・中学生の方。
③医療・福祉の仕事に興味のある方。
④仕事を辞め、今後手に職をつけ、働いていきたい社会人の方。
⑤自分のお子様に勧めたい仕事を探している保護者の方
①ホームページから
「Opencampus申し込み」から必要事項を入力の上、お申し込みください。
なお、ホームページからのお申し込みは、当日朝まで受け付けております。
※土日祝日にお申し込みいただいたメールにつきまして返信できない場合がございますが、受け付けておりますので安心してご来校ください。
②お電話から
0585-45-2220(サンビレッジ国際医療福祉専門学校)
お電話での申し込み締め切りは9月28日(金)17:15までとなっております。
ぜひお申し込みください。
詳細はバナーをクリックしてください。
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