今日は、二十四節気の一つ大寒(だいかん)。
1年のうちで寒さが最も厳しくなるころですよね。
毎年、この頃になると“いよいよ国試 が近づいているな”という空気がピリピリと肌感覚で伝わってきます。
言語聴覚士の国家試験まであと1ヶ月。2か月後には社会へ羽ばたいていくSTの卵達に改めてエールを贈りたいと思います。
最後まで粘り強く、最後まで諦めるな! 『フレー!フレー!サンビ生』
⇈先週末に降り積もった雪も粘り強く残っています。
言語聴覚学科教員 森 晃雄
12/16に池田小学校5年生の皆さんが、作業療法士と言語聴覚士の仕事や福祉用具などを勉強するためにサンビ校へ来られました。
雪がちらつく中、元気に歩いて来てくれました。
ようこそサンビ校へ♪
皆さん熱心です。
車椅子にいろんな種類がある、自助具には食事以外の物もある。などなど熱心にお話を聞いてくれていました。
なな、なんと、ボタンかけの自助具、ボタンエイドを知っているお子さんもいました!
本当に将来が楽しみです。
作業療法士になるための勉強内容も熱心に聞いていただけました。
解剖学や運動学もあるのですよ~。
既に上腕二頭筋を知っているお子さんも…。
作業療法体験では革細工でしおり作りを体験して頂きました。
「楽しくリハビリできるっていいな~」
そうなんです、それが作業療法の良いところですよ!
言語聴覚学科では、音が聞こえる仕組みと、様々コミュニケーションの取り方を体験しました。
人は耳から入ってくる音だけではなく、骨を通じて音を聞くことも出来るということを体感して頂きました。
音叉という道具を耳の後ろの骨にあてると・・・
「すごーい!聞こえた!!」
と方々から楽しそうな声が聞こえました。
コミュニケーション方法の体験では
ペアの子が伝えたい言葉を、「はい」 か 「いいえ」 で答えられる質問をして、聞き出してみよう!という体験をしました。
伝える側は、声を発することはできない設定なので、悪戦苦闘!
「それは食べられますか?」
「それは家の中にありますか?」など、みんな頭をひねって質問していました。
中には、「それは4文字ですか?」など、鋭い質問をするお子さんも!
発想力の豊かさに、こちらが驚かされました。
普段当たり前のように発している言葉ですが、いざ使えないとなると、ひとつの単語でさえ伝えるのに苦労します。
そのもどかしさを少しでも軽減するのが、言語聴覚士のお仕事です。
伝わったときの喜びを通して、言葉やコミュニケーションの大切さを実感してもらえたかなと思います。
作業療法学科 廣瀬 武
言語聴覚学科 板津 有香子
10月28日から週一回、6週間かけて行われてきた“ふれあいタイム”も先日、フィナーレを迎えました。
ふれあいを辞書で検索すると「親しく交わる」「心と心を通わせる」とあります。
まさに、この実習の目的は”コミュニケーションを楽しみ、利用者さんとふれあうこと”なんですよね。
この実習を通して利用者さんと時間を共に過ごしながらじっくり関わることの大切さを学びました。
始めは、コミュニケーションが上手くとれず、不安そうだった学生も回を重ねるごとに笑顔と自信がみられるようになりました。
最終日に利用者さんから嬉しそうに「こんな楽しい経験初めてだわ!」と声をかけられ、学生・教員は感無量でした。
そして、またひとつ成長させてもらいました。感謝。
言語聴覚学科 教員 森晃雄
高校生の皆さん、今まで学校で勉強を教えてもらってきましたよね。
では、勉強方法や記憶方法を教えてもらってきましたか?
高校卒業後、専門的な勉強が始まります。
そこで、暗記ではなく総合的な理解が大切になるのです。
サンビレッジでは「勉強をやみくもに頑張る!」よりも「楽しく上手に学ぶ!」を大切にしています。
今回、その一環として11月16日の放課後に廣瀬哲司さん(作業療法士)が記憶の勉強会を放課後に開催してくれました。
もちろん、学生は自由参加!
上手に記憶したいな!勉強したいな!と思う学生が参加しました。
記憶は脳の海馬や大脳皮質に保存されます。
脳に記憶(入力)する作業も大切ですが、覚えた内容を再生(出力)することがとても大切になります。
しかも、最も記憶の定着に効果的な再生(出力)する時間的タイミングがあるんです。
気合と根性で勉強するよりスマートに勉強をしていくことが出来るのです!
さて、作業療法学科3年生は国家試験に向けて、いよいよ勉強を加熱しています。
実は3年生はこの勉強を方法を取り入れています。
放課後にホワイトボードを使用して覚えたことを再生(出力)しています。
具体的にはクラスメートに自分が学んだ事を先生のように伝える勉強方法を行っているのです。
ふむふむ、心電図の説明ですね…!
能動的に学び工夫している姿をこっそり見ると、成長してるなって教員は嬉しくなってしまいます。
頑張れ3年生!
作業療法学科 教員 廣瀬武
今年度、言語聴覚学科の2年生は言語発達障害学演習Ⅰの授業の一環として、もとす広域連合療育医療施設 幼児療育センターにて3回に亘って実習を行いました。(7月15日付ブログに関連記事あり)
11月14日にはその総まとめとして、同センターに於いて報告会を開催しました。
この会には実習中にお世話になった多くの先生方が集まって下さり、良かった点や改善点などたくさんのアドバイスを頂きました。
私も今回学生の発表を聴いて、これまでの実習の様子を振り返ることができました。
そして改めて学生たちの成長ぶりを感じることが出来ました。
関係者の皆さま、ありがとうございました。
言語聴覚学科 矢神 裕之