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視覚障害の体験から学んだこと

言語聴覚学科ブログ

2018年04月11日 (水)

言語聴覚学科3年生は、今日から視覚聴覚二重障害の講義が始まりました。

文字通り、視覚と聴覚に障害を持った方の生活や社会資源について学んでいく講義です。

講義を担当して下さるのは、当事者でもある上野先生です。

 

今日の講義では、視覚聴覚二重障害の概論に加え、視野狭窄(視界が狭い)の体験や、全盲(全く見えない)の体験をしました。

 

Low Visionキットという特殊な眼鏡をかけ、視野狭窄の体験。

 

ホワイトボードに何が書いてあるか読んでみたり

 

クラスメイトがどこにいるか、手探りで探したり

距離感が掴めずに苦労をしている学生もいました。

 

全盲の体験では、介助者に手を引かれ、行先が分からないまま移動をしました。

「見えない」怖さからか、介助者がしっかり手を握ってくれていても、へっぴり腰に。

 

「ここで待ってて」とだけ伝えられ、介助者が離れてしまったため、どこか不安そうにたたずんでいました。

 

 

また、アイマスクをしたまま折り紙を折ってみました。

クラスメイトが何を折ったか手探りで確認。

なかなか芸術的な作品に仕上がりになりました!

 

人は、様々の情報の約80%を、視覚から得ているとされています。

その視覚情報が完全に遮断されたとき、学生たちは声をそろえて「怖かった」と話していました。

では、この「怖い」という感情は、どうしたらなくなるのでしょうか?

 

その答えは、講義の最後に先生がお話しして下さった中にありました。

 

「初めて会った人でも、どんな楽しいところに連れて行ってもらえるかワクワクします。介助してくれる人を、信頼することが大切です。」

リハビリをする上でも欠かせない信頼関係について、またいつもと違った方向から学ぶことが出来たのではないかと思います。

さて、次の講義ではどのようなことが学べるのか、楽しみです!

 

(言語聴覚学科 教員 板津)

 

H30年度入学式を挙行しました。

お知らせ

2018年04月09日 (月)

サンビレッジ国際医療福祉専門学校の平成30年度入学式が、4月6日に挙行されました。

今年も、大きな志を持った新入生の皆さんが、介護福祉学科・作業療法学科・言語聴覚学科に入学されました。

 

社会福祉法人 新生会の理事長からパスツールの言葉が送られました。「幸運の女神は用意された心のみに宿る。」どんなに難しい勉強を行って、知識を増やしたとしても、それだけでは医療福祉の専門家になれません。患者さん・利用者さんの状態や変化にすぐに「気づくこと」がとても大切になります。それらの気づいてこそ、自身が学んだ知識や技術を提供することができます。常にアンテナを張り巡らしておく、これがとても大切な「準備」になるという事ですね。

介護福祉学科の上田さんが歓迎の辞、作業療法学科新入生森本さんが新入生誓いの言葉を述べてくれました。

 

さあ、新しい学びが始まります。新しい専門的な学びが始まります。

4月の開催イベント及び入試日程

お知らせ

2018年04月05日 (木)

新年度になりました。

皆様、お花見にはいかれましたか??

さて4月のイベントおよび入試日程です。

 

オープンキャンパス情報

4月のオープンキャンパスの予定はありません。

第1回のオープンキャンパスは、5月13日(日)です。

オープンキャンパス

4月の入試

 

4月の入試の予定はありません。

入学案内

 

H30年度臨床実習指導者会議

作業療法学科ブログ

2018年03月30日 (金)

 

本日、平成30年度臨床実習指導者会議が開催されました。作業療法学科新3年生は、学外で臨床実習を2か月間×2回行います。その実習先である病院や施設から実習指導者となる作業療法士の方々をお迎えし、実習の課題などを確認したり、本校の教育方針の確認などを行いました。

会議後には、実際実習に行く学生が指導者に質問をします。

「どんな患者さんや利用者さんがみえるのか」「どんな知識を再確認しておいた方がいいのか。」

様々な質問が飛び交います。学生が情報収集をしっかり行っている姿を見て、私も「段取り八分」の大切さを痛感しました。

会議後の表情もすっきりしています。

いい準備ができていますね。

 

作業療法学科 教員 廣瀬武

実習が人を育てる

言語聴覚学科ブログ

2018年03月28日 (水)

学内での講義を通して学んだ知識を、病院や施設などの現場で実際に検査や訓練を行い、実践力をつけることが臨床実習の目的です。現場での発見と感動は、一人ひとりを成長させてくれます。

この冬、言語聴覚学科の2年生は1ヶ月の臨床評価実習を経験しました。

以下は先日行われた報告会の様子です。

 

 

先輩の発表の内容に耳を傾け、メモをとる学生の表情も真剣そのもの。

 

別の病院に行った同級生からも質問が飛び交います。

 

現場では机上のテストのように決まった正解はありません。

その場でその都度考えながら、自分で答えを導き出さなくてはならないのです。

大切なことは、もがきながらも自分なりに何かしらの答えを出すこと。

その過程で、「なぜ?」「どうして?」と考えたり、「あーでもない」「こーでもない」と色々な可能性を探ることが大切なんです。

 

「自分の考えが間違っているんじゃないか?」と思ったりしていませんか?

不安のあまり「緊張する」と萎縮し過ぎていませんか?

 

ある実習先の先生がおっしゃっていました。

「患者さんにとって一番良い方法は何なのか。色々手探りしながら考えることが大切なんです。その過程にさまざまな選択肢があるけど何が正解なのかは、やってみないとわからない。だから、自分で出した答えが仮に間違っていたとしてもそれはそれでいいんですよ。自分で考えて出した答えなんだから…」

不安でいっぱいだった学生は、その言葉に「嬉しかったです」と目に涙を浮かべながら笑顔で話してくれました。

彼女にとって、きっと忘れられない実習になったことでしょう。

 

実習は学生を成長させてくれます。

また、患者さんから学ばせていただいていることを改めて感じる瞬間でもあります。

そして、私たち教員は、その懸命な学生の姿からこう学ぶのです。

 

『初心忘れるべからず』と。

 

 

言語聴覚学科 教員  森 晃雄

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