作業療法学科ブログ
2018年04月13日 (金)
作業療法学科3年生の臨床運動学が開講し、障害を持つ方の歩行分析を行いました。

臨床運動学とは、基本的な人の姿勢、運動、動作及び作業の仕組みを理解し、異常な活動における観察と記録のための技術を身に付ける講義です。
今回は、変形性膝関節症を持つ方の歩行分析を行いました。学生が変形性膝関節症の体験キットを着けて歩行しているのをスロー動画で撮影し、歩行分析を行っていきます。

動画を再生し、問題点となる部分を観察していきます。観察する学生の目は、鋭くて、わずかな変化を捉えようと必死です。

動画が投射されたホワイトボードに問題点を記入し、正常歩行との違いを比較します。
ホワイトボードに記された違いを学生たちは、ディスカッションしながら記録をしていきます。

3年生は来月から2ヶ月間の実習へ行きます。授業で学んだことを臨床の場で発揮出来ることを願っています。
作業療法学科 教員 今井勝紀
言語聴覚学科ブログ
2018年04月11日 (水)
言語聴覚学科3年生は、今日から視覚聴覚二重障害の講義が始まりました。
文字通り、視覚と聴覚に障害を持った方の生活や社会資源について学んでいく講義です。
講義を担当して下さるのは、当事者でもある上野先生です。
今日の講義では、視覚聴覚二重障害の概論に加え、視野狭窄(視界が狭い)の体験や、全盲(全く見えない)の体験をしました。
Low Visionキットという特殊な眼鏡をかけ、視野狭窄の体験。
ホワイトボードに何が書いてあるか読んでみたり

クラスメイトがどこにいるか、手探りで探したり

距離感が掴めずに苦労をしている学生もいました。
全盲の体験では、介助者に手を引かれ、行先が分からないまま移動をしました。
「見えない」怖さからか、介助者がしっかり手を握ってくれていても、へっぴり腰に。

「ここで待ってて」とだけ伝えられ、介助者が離れてしまったため、どこか不安そうにたたずんでいました。

また、アイマスクをしたまま折り紙を折ってみました。
クラスメイトが何を折ったか手探りで確認。

なかなか芸術的な作品に仕上がりになりました!
人は、様々の情報の約80%を、視覚から得ているとされています。
その視覚情報が完全に遮断されたとき、学生たちは声をそろえて「怖かった」と話していました。
では、この「怖い」という感情は、どうしたらなくなるのでしょうか?
その答えは、講義の最後に先生がお話しして下さった中にありました。

「初めて会った人でも、どんな楽しいところに連れて行ってもらえるかワクワクします。介助してくれる人を、信頼することが大切です。」
リハビリをする上でも欠かせない信頼関係について、またいつもと違った方向から学ぶことが出来たのではないかと思います。
さて、次の講義ではどのようなことが学べるのか、楽しみです!
(言語聴覚学科 教員 板津)
お知らせ
2018年04月09日 (月)
サンビレッジ国際医療福祉専門学校の平成30年度入学式が、4月6日に挙行されました。

今年も、大きな志を持った新入生の皆さんが、介護福祉学科・作業療法学科・言語聴覚学科に入学されました。
社会福祉法人 新生会の理事長からパスツールの言葉が送られました。「幸運の女神は用意された心のみに宿る。」どんなに難しい勉強を行って、知識を増やしたとしても、それだけでは医療福祉の専門家になれません。患者さん・利用者さんの状態や変化にすぐに「気づくこと」がとても大切になります。それらの気づいてこそ、自身が学んだ知識や技術を提供することができます。常にアンテナを張り巡らしておく、これがとても大切な「準備」になるという事ですね。

介護福祉学科の上田さんが歓迎の辞、作業療法学科新入生森本さんが新入生誓いの言葉を述べてくれました。


さあ、新しい学びが始まります。新しい専門的な学びが始まります。
お知らせ
2018年04月05日 (木)
新年度になりました。
皆様、お花見にはいかれましたか??
さて4月のイベントおよび入試日程です。
4月のオープンキャンパスの予定はありません。
第1回のオープンキャンパスは、5月13日(日)です。
4月の入試の予定はありません。
作業療法学科ブログ
2018年03月30日 (金)

本日、平成30年度臨床実習指導者会議が開催されました。作業療法学科新3年生は、学外で臨床実習を2か月間×2回行います。その実習先である病院や施設から実習指導者となる作業療法士の方々をお迎えし、実習の課題などを確認したり、本校の教育方針の確認などを行いました。

会議後には、実際実習に行く学生が指導者に質問をします。
「どんな患者さんや利用者さんがみえるのか」「どんな知識を再確認しておいた方がいいのか。」
様々な質問が飛び交います。学生が情報収集をしっかり行っている姿を見て、私も「段取り八分」の大切さを痛感しました。

会議後の表情もすっきりしています。
いい準備ができていますね。
作業療法学科 教員 廣瀬武