体験学習では高齢者や障害者の疑似体験を通して、身体的機能低下や心理的変化を感じます。
第3回目の今日は、白内障と手指の巧緻性低下、片麻痺になって車いすを自力で動かすことを体験しました。
まずは、白内障体験
白内障メガネをかけて、新聞・チラシ・料理本を見てみました。
メガネをかけるのとかけてないのでは全然見え方が違います。
ぼやけて文字が読みづらい…
黄色のチラシが他のチラシに比べて見えにくい…
形や色が分かりにくい…
お料理も、こんなに違って見えるのですよ。
これが本物のお料理だったら、「食欲がわかないかも…」との感想でした。
次に手指の巧緻性低下(手の指の動きが鈍くなり動かしににくくなること)体験
手袋をはめ、更に動かしにくくするためにおもりをつけ、お財布の中からお金を取り出します。
う~ん、なかなか出てこない…
手がすべってしまう…
裁縫と衣服畳み・折り紙にも挑戦しました。
重くてだるい…
細かな作業は大変…
何をするにも思うように動かせず一苦労。やりたい気持ちも失せてしまいました。
いつもの何気ない日常動作がとても困難ということを体験できました。
車いす体験では、片麻痺の状態で、様々なタイプの扉を出入りしてみたり、スロープや道路を行き来してみたりしました。
扉のタイプによってこんなに違うとは…
それほど急なスロープでもないのに上れない…
道路では思わぬ傾斜や凸凹を感じたり、使っていた手足が痛くなったり、体感することがたくさんあった様子でした。
今日の体験を生活支援技術での学習に繋げていきましょう!
学校生活にも少しずつ慣れてきた1年生のみなさん。
楽しく学校生活を送れているのかな
そんな1年生も少しずつ専門的な学習へと進んできました。授業中だけでなく学校生活を送る中で自然と目に止まり、意識できるように、校舎内のボードに専門用語を掲示しています。初めは「入学おめでとう」でしたが、
今では講義中に学んだ言葉を掲載しています。
これからまだまだ続きます。楽しみにしていてくださいね。
2年生にとっては、一年ぶりに目にする言葉。どれだけ覚えていてくれてますか?
新緑まぶしい五月晴れ。今日5月19日はサンビ祭の日です。
サンビ祭とは、毎年この時期に開催される体育祭のこと。
この日ばかりは朝からソワソワ落ち着きません。
何故って?
それは、一言でいうと「楽しみ」だから。
楽しくなければ行事じゃないですもの!
うちの学校は、行事の内容は基本的に学生が主体となって企画・実行していきます。
全てがスムーズにいく訳ではありません。時には衝突することもあるでしょう。
でも、いいんですそれで…。
だって、それは将来、実社会で必要な経験だから。
そうやって、ぶつかり合いながら、一つのものを創り上げていく。
学生が自分たちで創り上げてきた企画だからこそ、楽しみで仕方がないんですよ。
さあ、どんな感じだったんでしょうか!?
今年のサンビ祭実行委員長 介護福祉学科2年の種田君です。
イェーイ!ST1年
私のパッションは静かに燃える(by小泉先生)
今年のOT1年生は担任も”華やか”
学年を超えてチームOTの輪
お揃いのTシャツはST2年生
Choo Choo TRAINなST3年生
OT2年生はレインボーカラーで登場
今年も強いぜ!介護福祉学科
ラムネ早飲み
飲みきったら~~っ
はい、ダッシュー!
じゃ~ん け~んポン 「どや!」
「う”ぁぁぁ~負けたぁぁぁ」
当日は学生たちと一緒に教員も大はしゃぎ(笑)
校長先生、美味しいスイカありがとうございま~す
いかがでしたか?この学生たちの楽しそうな笑顔。
自分たちで創り上げた企画だからこそ本気で楽しめるんですよね。
笑いの絶えないこのサンビ祭の伝統を、是非とも後輩へ受け継いで欲しいものです。
さわやかな5月の風に吹かれながら、学生達も教員も笑いの絶えない一日を満喫しました。
最後に、実行委員の皆さん本当にご苦労様でした。
楽しい企画をありがとう。
言語聴覚学科 森 晃雄
介護福祉学科では、高齢者や障害者の生活支援に必要な基礎知識を講義、実技を通して学びます。
その第1弾としてベッドメイキングを行いました。
ベッドメイキングは1人で1つのベッドを作りあげます。利用者のことを考えながら、安楽なベッドを作るのですが、介護者の身体にも負担がなく、効率のよいベッドの作り方を習得します。まだ練習を始めたばかり、なかなか思うようにできませんが、グループで助け合って崩れにくいシーツを作り上げていました。
去る5月2日、県立大垣桜高校 福祉科の講習会にお招きいただきました。
当日は「作業療法士と言語聴覚士 ―リハビリの仕事―」をテーマに、本校の作業療法学科主任 廣瀬と言語聴覚学科教員 森が、それぞれの職種の具体的な支援方法を、生徒のみなさんに体験していただきながら講義をさせていただきました。
【作業療法士 広瀬】
【言語聴覚士 森】
福祉科の皆さんには「医療や福祉の世界にはこういう仕事もあるんだ」と興味・関心を持ってもらえたら嬉しいです。
【私たちの話を真剣な眼差しで聞いてくれました】
さて、「地域包括ケア」ということばをご存知でしょうか。“地域を支える医療・福祉”というワードは2025年問題が囁かれる中、今後、重要なキーワードと言えるかもしれません。そして、近い将来、その担い手として、大垣桜高校福祉科の皆さんが、この地域の福祉・医療の未来に欠かせない存在となることを心から願っております。
地元で生まれ育った若い力にこの西濃地域の福祉・医療の未来を託して…。
私たちの使命は「地域の福祉や医療を担う専門家を育て、そして社会へ還元する。」ことです。
地域に根差した地元から愛される学校を目指して、今後もこの岐阜の小さな学び舎から大きなこころざしを届けていきたいと思います。
最後に、このような機会を設けていただいた大垣桜高校の渡辺校長先生、諸先生方へ感謝申し上げます。
言語聴覚学科 森 晃雄