「夏休み 福祉の仕事 親子職場体験バスツアー」。
県社協主催の恒例のバスツアーに、今年から福祉施設だけでなく介護福祉士養成の学校も訪問するコースができ、本校にも足を運んでいただけることになりました。
当日はそれほど暑くもなく、雨でもなく、絶好のお日和の中、親子23組51名の皆さんが本校に来てくださいました。
1時間ほどの時間でしたが、人の生活を支える介護の仕事に就くためにどんな勉強をするのかなど、体験も交えながらお話させていただきました。
学生の実技学習のパートナーであるモデル人形(実はちゃんと名前があります)も大活躍でした。
皆さん楽しんでくださったようで、ホッとするやら、嬉しいやら。
小学校高学年から中学生までが参加してくれましたが、このバスツアーがきっと“種まき”となり、いつか芽が出て、今日の参加者の中から将来介護の仕事を目指す人が出てきてくれる!そんな希望が持てたひと時でした。
小泉祐子
8月5日、介護福祉学科1年川瀬さんが池田町教育事例発表会に参加させていただきました。川瀬さんは以前牧場で勤務していましたが、介護福祉士になりたいと一念発起し入学をした学生です。
この発表では新たな道へ飛び込んだいきさつと入学後自分に起こった変化や学びについて紹介してくれました。
当日、発表前の川瀬さんはとても緊張しており、落ち着こうと何度も深呼吸をしたり、姿勢を変えたりしていました。
さあ順番がきました。演台前に立つと、先程の緊張感はどこへ?観客席に向かってやさしく語りかけるように、時々来場者の方を見ながら気持ちを込めて発表していました。最後のご挨拶では笑顔がでるほどの余裕。
「先生、緊張しました!」と興奮気味に言っていましたが、自分が伝えたいことをしっかりと発表できたようです。
良い経験ができましたね。お疲れさま。
去る7月15日、サンビ校のある池田町中央公民館にて『支え合い☆助け合いフォーラムまるっといけだ(VOL.2)』が開催されました。
「再発見!池田町の魅力“ここが好き池田町の未来」をテーマに、介護福祉学科1年 松下あかりさん、作業療法学科1年 森比奈子さん、言語聴覚学科2年 根本恵里さんの3名が、サンビ校のプレゼンターとして登壇しました。そして「いつまでも元気で自分らしく生きるために!」“予防”という観点から、それぞれ作業療法・言語聴覚療法・介護福祉を学ぶ学生の立場として、時に自分の経験や家族の話を交えながら発表をしてくれました。
また、いつまでも自分の口からおいしく食べることができるよう喉や口の筋肉を鍛える方法として、パタカラ体操を紹介したのですが、当日、参加していた会場の皆様にもこの体操をやって頂き、公民館はさながら大きな“教室”のようでした。発表者と会場が一体感に包まれた瞬間に感じました。
全体として「池田町を福祉・リハビリのまちにしたい!」という3名の強い思いが伝わる素晴らしい内容だったと思います。彼女たちは「これからも医療・福祉を一生懸命学び、地域の役に立てる専門家になりたいです。」と力強く宣言してくれました。うれしい限りですね。
言語聴覚学科 教員 森 晃雄
介護福祉学科の学生さんが、先日障がい者体験を行いました。片方の足に膝が曲がらないように支柱を着け、そして動かしづらいようにおもりを着け、麻痺があるような状態にして体験を行いました。
階段の上り下りを体験している中で、どのようにすると階段を下りられるのだろうかと考えながら行っていましたが、途中無理な姿勢になったのか、階段から落ちそうになりました。
「あっ! 危ない」
今回は体験だったので両足で体を支えることができましたが、一歩間違うと階段から転げ落ちるところでした。危険と隣合わせだという事を身をもって体験しました。
頭の中で考えイメージすることに加えて、利用者さんの状況を模擬的にでも体験しながら身に付けていくことの大切さを感じました。介護の勉強を始めてまだ3カ月ですが、少しずつ介護のプロになる意識が養われていくのでしょうか。
「ドラマセラピー」って聞いたことありますか?
演劇的手法を用いる心理療法の一つで、最近の新聞に、コミュニケーション能力の向上に役立つとして注目されていると記事が載っていました。
介護福祉学科では12年前から体験型授業として行ってきましたが、今現在はコミュニケーションに関わる科目の一部として、1年次・2年次それぞれ年間6回設定されています。
学生はこの授業を通して、多面的な視野や発想、新たなコミュニケーションの在り方を学びます。
今日は1年生の第3回目の授業。
非言語のコミュニケーションとして、ペアになり言葉以外の手段で思いを伝えてみました。
簡単そうに思えることでも、いざやってみると難しい…
自分が伝えたい思いを音や表情で表しますが、正確には通じない。
相手に伝えるって難しいですね。
授業では、この他にも体を使った遊び・ゲーム・演劇を通してコミュニケーションの学びを深めます。
自分を見つめ、
自分の殻を破り、
自分の可能性を広げ…
是非、自身の魅力、そしてクラスメイトの魅力を発見してくださいね。