前日の準備の様子です。
介護福祉学科は高齢者体験として車椅子体験と白内障体験を行いました。
作業療法学科は「ワクワク作業療法体験」 利き手交換(利き手でない方)した状態でアクセサリーを作ってみたらどうなる?
言語聴覚学科では、食べたり飲んだりすることができなくなる嚥下障がいを、図や実演を交えてわかりやすく解説する予定です。最後はお菓子の”じゃがりこ”を使った嚥下食の実演。前日のリハーサルでは教員からの手厳しい(?)感想もきかれました。本番は大丈夫かな?(;^_^A
さあ、明日はいよいよ本番。準備も整いました。
今年は“健康”をテーマに日々の学びを地域の皆さまに発信して学校をもっと身近に感じていただこうと、介護福祉学科、作業療法学科、言語聴覚学科の学生や教員らが、さまざまな企画を考え地域の皆さまと交流を深めました。
【学生企画】
〇介護福祉学科「高齢者の生活を体験しよう」
〇作業療法学科「作ってワクワク作業療法体験」
〇言語聴覚学科「嚥下について学ぼう」
また、教員企画では、作業療法学科河村先生による「認知特性講座」を行いました。
屋外イベントでは、近隣の神戸町から和太鼓チーム(響き太鼓)やよさこい(総踊連合神舞、大野町Σ)の皆さんによる演舞、地元池田中学校ブラスバンド部の皆さんによる演奏で、会場全体を盛り上げていただきました。
模擬店ブースでは、リハビリセンター白鳥職員による鮎の塩焼きやみたらし団子、ライフサポーターの皆さんによるベーコン焼き、その他にも白鳥ファームさん、洋食屋サンローヤルさん、ミスベティさんなど地元、池田町になじみ深いお店に出店いただきました。また、本校きっての料理の達人、小林校長と太田事務局長による味噌から手作りした”健康豚汁”も振る舞われました。今年は、地元のマルシェ等でも人気のお店「sa菜da cafe」さんや手作りアクセサリー「Yucco’s original accessory 」さんが出店され模擬店ブースに華を添えていただきました。そして最後はお馴染み「マグロの解体ショー」で締めくくり。
お腹もココロも満たされた一日となりました。普段の授業の緊張から少し解き離れ、どの学生も笑顔でリラックスした表情がとても印象的でしたね。
この様子は、準備前日と当日を写真で振り返りながら4回に分けてお伝えしたいと思います。
今週末に行われる陽の里健康まつりにむけて、準備は着々と進んでいます!
毎日授業後に学生たちが学校に残り勉強の合間に飾り付けなど行っています!
当日はどの学科の学生も一生懸命説明させていただきます。
楽しみにしていてください。
10月20日(土)に開催される陽の里健康まつり!いよいよ近づいてきました!
陽の里健康まつりはサンビレッジ国際医療福祉専門学校で行われる学園祭で、毎年リハビリセンター白鳥と共同開催しています。今年の会場はサンビレッジ国際医療福祉専門学校の北館です。
さてさて、学校の中も準備が進んできています。
いたるところに会場マップが貼られています。
各学科とも準備が進んでいます。
介護福祉学科では、「高齢者の生活を体験しよう」という内容で白内障の体験をすることができます。
作業療法学科では「作ってわくわく作業療法体験」と称し、シャカシャカストラップ作りを通して、手指の動きを脳の関係について学ぶことができます。
言語聴覚学科では、「嚥下(えんげ)を学ぼう」という内容で、「飲み込み」について簡単な勉強をし、身近な物で嚥下食(えんげしょく)を作り、実際に食べる体験をすることができます。
陽の里健康まつりのイベントは、すべて無料。もちろん、どなたでも参加することができますよ!
ぜひ参加ください。
少し前の話になりますが、作業療法学科1年生で9月26日に基礎作業学実習(写真)が開講されました。
講師は写真家の平井慶祐氏。
NEWS ZEROの「ZERO human」でも特集された方です。
「なぜ写真家が医療福祉の教育現場に?」と思う方も多いと思います。
実はこの授業、多面的な物の見方を学んでいただけるよう写真撮影を通して、視野を広げてもらうことも目的としています。被写体に対して、いつもの目線から写真を撮影しても大きく代わり映えはしません。自分の姿勢を変え、近づいたり離れたり、下から見上げたり上から見下ろしたり、普段しないような見方をすることで新しい気づきや発見があると平井氏はお話しされました。
例えば醤油の空き瓶。
下から覗けば今まで見ていた醤油の瓶とは違って見えます。
作業療法士として患者さんや利用者さんの動作を観察しているときも同様です。
一つの動作や現象を解釈するするとき、「こうだ」と決めつけてしまうことが最も危険な事となります。
常に視点を変えて観察し、患者さんや利用者さんの可能性を引き出す見方が作業療法士には求められます。
そんな視点の変化は、教科書や参考書で学ぶより、作業を通して感じてもらうことが最も効果的だと思います。学生たちは様々な被写体を探し、様々な方向から覗きこんでいました。
平井氏は最後に続けます。
「レジリエンス(Resilience)という言葉はご存知ですか?」と。
「回復力」「復元力」あるいは「弾力性」とも訳される言葉で、「しなやかさ」というように解釈するいいかと思います。いま海外では専門性が高い教育を目指すより、変化し続けられる人こそ社会が求めている人だと言われています。
この変化し続けられる人こそ、視点を変えられる人、決めつけない人、臨機応変に自分を変化させられる人のことだと思います。
地域医療・地域福祉の中で力を発揮することができる人は、まさにそのような人だと思います。
視点を変幻自在に変えられる作業療法士になってもらいたいですね。
作業療法学科 教員 廣瀬武