いよいよ第23回言語聴覚士国家試験(令和3年2月20日)まで、残りあと10日となりました。
サンビ校では、毎年この時期に国家試験激励会を開催しています。
教員から力強い応援メッセージが贈られ、一人ひとり決意表明をした後に教員から応援グッズが手渡されました。
今年度はコロナに翻弄された年でしたが条件はみな同じです。
やってきたことに自信を持って!
最後まで粘り強くやりきった先に結果はきっとついてきますから。
こころ落ち着けて毎日を過ごせば、試験当日も焦ることは無いですよ。
大丈夫!自分を信じて!!
言語聴覚学科教員一同
言語聴覚学科2年生の評価実習がⅠ期(1月18日~)とⅡ期(1月25日~)に分けて、始まりました。
このコロナ禍にありながら、実習ができる場所を提供してくださった病院や関係施設の皆様へお礼と感謝を申し上げたいと思います。
開始直前に岐阜県内にも緊急事態宣言が発令され、実習への影響も心配されていましたが、同じ母体である施設の協力を仰いだり、学内臨床による置き換えなど準備を進めてきました。このような状況の中を乗り越えた経験は一生忘れない経験になることでしょう。
1か月後、各実習地から自信に満ち溢れた表情で戻ってきてくれることを心待ちにしています。
頑張れ!2年生!!
「明日、検査を行うので…」と、手技チェックに余念がありません。
言語聴覚学科2年生は、10月13日(火)~17日(土)に学外体験実習Ⅱ(ふれあいタイム)を行いました。
机上で勉強してきたことを実際の現場で実施し確かめる。
毎年、この時期に冬の評価実習へ向けたプレ実習として、同じ法人内にある関連施設の協力の下、現場に必要な“3つの力(観察力、対応力、コミュニケーション力)“を育みます。
サンビ校の理念である実践力の向上は、現場での豊富な実習経験に裏付けされています。
今年は、コロナの影響で実施が危ぶまれましたが、各施設のご協力の下、無事実施することができました。
今回、学んだ経験を次の臨床評価実習に活かして欲しいものです。
言語聴覚学科教員 森 晃雄
言語聴覚学科1年生の前期開講科目の1つに「地域福祉論」があります。
この講義の目玉は入学してまだ日の浅いうちから、関連施設でコミュニケーションの実践が積めるという点にあります。
初めは苦戦しながらも利用者との関係を築き、コミュニケーションの楽しさを体感する授業です。
今年度は新型コロナウイルスの影響もあり、直接利用者の方とお話しすることはできませんでしたが、
学校と施設を二元中継でむすび、失語症の方とお話ししました。また、実際のSTの訓練場面も見学することができました。
授業後の学生達の感想です。
「訓練をすることももちろん大切ですが、会話を楽しめるようにすること、その方に合わせた方法でコミュニケーションを
とることが大切だと分かりました。」
「失語症の人に限らず、笑顔を引き出すことのできるS Tになりたいと改めて感じました。」
「失語症になってもお話をすることは楽しいと感じていると思うので、もっと失語症についての知識を身につけて
お話がしたいと思います。」
「とても楽しかった。今度は、直接会ってお話したいと思った。訓練の様子もわかり、少しイメージが持てて最高の1時間半だった。」
画面越しでしたが、様々なことを感じ、考えることができたのではないでしょうか。
生のコミュニケーションには適いませんが、皆が同じ場を共有することで、クラスメイトからも学ぶことができ、
コロナ禍における新たな実践の形が発見できた日になりました。
言語聴覚学科 湯川 朗子
全ての学生が登校できるようになった6月2日
4月にできなかった入学式のかわりに
新入生を歓迎する会が開かれました。
新入生代表として介護福祉学科の森公希くんからの誓いの言葉をご紹介します。
新入生誓いの言葉
本日は、私たち新入生のためにこのような会を開いていただき、ありがとうございます。理事長、校長先生、そして先輩方からの心のこもった激励のお言葉をいただき、新入生一同、身の引き締まる思いがいたします。今までとは違う新しい環境での生活に不安もありますが、それ以上に楽しみや期待で胸が高鳴ります。
私が介護福祉士という仕事を知ったきっかけは、中学二年生の時の高齢者施設での職場体験です。私は昔から地区の集まりでご高齢の方と話す機会が多く、とても楽しいと感じていました。これを仕事に生かせないかという事で、その職場体験に行きました。そこではご利用者と一緒に体操をしたり、かるたをしたりするなどの体験をさせていただきました。最初は話し掛ける勇気がありませんでした。しかし、ご利用者の方から話しかけていただき、色々な話をすることができました。そして笑顔で話してくださる様子を見て、とても嬉しくなりました。この時、私は介護福祉士になろうと決意しました。
中学三年生の時のボランティアで、寝たきりのご利用者に飲み物を渡しに行った時のことです。「飲み物を持ってきました。」と言うと、大きな声で「あぁ!?」と言われました。そのとき私は怖くなり何も言う事ができなくなりました。近くにいた介護福祉士の方が助けてくれましたが、私はひとりでできないことがとても悔しいという気持ちになりました。そして、ふとその方を見てみると、笑顔で介護福祉士の方と話をしている姿がありました。後から聞くと、急に怒ってしまうのは認知症の症状であって、悪気が有るわけではないとのことでした。その話を聞いて、怖いという気持ちよりもその方を笑顔にしたいという気持ちが強くなり、介護福祉士になりたいという思いが強くなっていきました。
それからは介護のボランティアや介護のことを学ぶことのできる本校のバスツアー、オープンキャンパスにも参加させていただきました。しかし、介護福祉士は大変な仕事だからと両親は賛成してくれませんでした。私は諦める事ができず、両親にこの職業に就きたいという熱意を何度も伝えていき、ようやく自分の好きなようにやりなさいと言ってもらえるようになりました。そして、いつも私の悩みを聞き、励ましてくれた祖母も応援してくれています。私は、家族を始め、今まで支えてくれたすべての皆さんに心から感謝し、その期待に応えられるように頑張っていきたいです。
本校は豊かな自然と家庭的な雰囲気があふれるすばらしい学校です。私たちはそのような環境の中で介護福祉士、作業療法士、言語聴覚士になるための、新たな一歩を踏み出しました。新しく出会った仲間と共に、日々目標に向かって勉強に励んでいきます。また、知識や技術だけでなく思いやりの心を持ち、ご利用者の気持ちを考え行動できる人になりたいです。
最後になりましたが、先生方、先輩方、これからのご指導をよろしくお願いします。
令和二年 六月二日
サンビレッジ国際医療福祉専門学校 新入生代表 森 公希