ずいぶんと秋らしくなってきた今日この頃。
サンビレッジ国際医療福祉専門学校の作業療法学科では谷合義旦先生の授業が開講しました。
実は日本作業療法士協会の名誉会員である谷合義旦先生。切断や義肢に関しては日本のパイオニアなのです。私が学生のころから外部講師としてサンビレッジ国際医療福祉専門学校に教えに来ていただいております。
谷合先生の熱意ある授業が展開されていきます。
学生にとって初めて触れる義肢。皆さん非常に興味深く聴講していました。
不慮の事故によって腕を失う方は少なくありません。そんな方が義肢をつけ、もう一度その方らしい生活を送れるためには作業療法士の力が必要です。谷合先生がよく言っておられました。「使ってもらえる義肢が必要です」どこまでもその方のための義肢を考えておられる先生です。
学生の頃の私は、そんな先生の考え方に非常に共感したことを覚えています。
在校生もそんな先生の思いや知識を十分の感じてもらい、学んでいただければと思います。
サンビレッジ国際医療福祉専門学校の作業療法学科の外部講師の方々は非常に有名な方が多く来られます。
ここでしか学べないことがたくさんあります。
在校生の皆さん、立派な作業療法士になってくださいね。
作業療法学科 教員 廣瀬武
来る10月1日(日)に秋初のオープンキャンパスを開催します!
9:45~ | 受付(本校北館) |
10:00~10:40 | 学校概要説明 |
10:45~11:25 | 体験授業・校内見学 |
11:25~11:45 | Tea time(ドリンク・ケーキ) |
11:45~12:00 | 終わりの挨拶等 |
H・Pのメールフォームにてお申込み頂くか、電話・Faxにて本校事務局まで申し込み下さい。
ご家族やご友人等、ご同伴者も歓迎致します。
受付時間:平日9:00~17:00
※日程が合わない場合、随時学校見学も受け付けています。直接学校までお電話下さい。
※北神戸駅からの送迎について
養老鉄道 大垣駅 9:28発 北神戸駅 9:42着の電車乗車された方は、北神戸駅まで送迎致しますので申し込みの際にお申し付け下さい。
9月22日にデンマークセミナーが開催されました。
バンク・ミケルセン記念財団理事長の千葉忠夫氏が基調講演を行ってくれました。
千葉氏は「世界一幸福な国デンマークの暮らし方」などを執筆しています。
また、ニュースや新聞でも取り上げられていましたが今年の6月19日にデンマークを訪問された皇太子さまに北フュン国民高等学校を案内された方です。いわずと知れた世界で一番の福祉国家デンマーク。そのデンマークで介護福祉士の仕事、作業療法士の仕事、言語聴覚士の仕事の話。また日本との違いなどもお話ししていただけました。
また、デンマーク・北フュン島市在宅介護部長のアネッテ・クリステンセンさんから実際のお話を聞かせていただきました。
公演後は学生とのTeatime。
サンビレッジ国際医療福祉専門学校では、海外の医療福祉を学べる機会を多く企画しています。
作業療法学科1年生は揖斐川町坂内地区で授業を行いました。
毎年この授業を行ってくれるのはプロカメラマンの平井慶祐さんです。
現在は東北で写真家として活躍されています。そんな平井慶祐さんの授業ではお題が出されます。
今回のお題は「面白いものを撮影しよう。ただし、シャッターを押せるのは3回まで」自然豊かな坂内地区を学生たちがカメラを持って歩きます。
きれいに刈り取られた田んぼ、道端に伸びるミョウガ。人々が生活する空間を3回しかないシャッターチャンスを求めてアンテナを張り巡らします。現在はとても便利な時代になりました。自分がアンテナを張らなくても、外から簡単に情報が入ってくる。これでは作業療法士にとって必要な「情報収集の力」や「気付く力」は育ちにくくなります。この授業を通して、そんな力が伸びてくれればいいなと思います。
平井さんは続けます。
「楽しいものを探すとき、視点を変えてみて!」
「真上から見たり、真下から見上げたり!そうすると今まで見えなかったものが見えるかもしれないよ。」
ただ見るのではなく、自分から楽しいものを探し求め、自分から動き、多面的に物事を見る。
写真も医療福祉もまったく同じことなんだなと気づかされました。対象者を多面的に見て、小さな変化に気づくアンテナを張りながら作業療法を提供していく。とても大切なことです。
学生は授業での勉強より一生懸命学んでいたように感じました
私のベストショットはこの写真。
どんなところで働いてもみんな見てますからね。お宅に上がる時は必ず靴をそろえる。当たり前ですが、そんなことがしっかりできている作業療法学科1年生、様々な学びを通して、良い作業療法士になってください。
作業療法学科 教員 廣瀬武
「夏休み 福祉の仕事 親子職場体験バスツアー」。
県社協主催の恒例のバスツアーに、今年から福祉施設だけでなく介護福祉士養成の学校も訪問するコースができ、本校にも足を運んでいただけることになりました。
当日はそれほど暑くもなく、雨でもなく、絶好のお日和の中、親子23組51名の皆さんが本校に来てくださいました。
1時間ほどの時間でしたが、人の生活を支える介護の仕事に就くためにどんな勉強をするのかなど、体験も交えながらお話させていただきました。
学生の実技学習のパートナーであるモデル人形(実はちゃんと名前があります)も大活躍でした。
皆さん楽しんでくださったようで、ホッとするやら、嬉しいやら。
小学校高学年から中学生までが参加してくれましたが、このバスツアーがきっと“種まき”となり、いつか芽が出て、今日の参加者の中から将来介護の仕事を目指す人が出てきてくれる!そんな希望が持てたひと時でした。
小泉祐子