作業療法学科1年生は、入学してはや3か月が経過。
高校までとは違った専門的な学習が始まりました。
初めて学ぶ分野に右往左往しながらも、この3か月間で自分なりの勉強方法を身に着けたと思います。
筋の走行は暗記するのではなく、立体的に理解する必要があります。そのためオーソドックスな方法ですが、一つ一つ骨格の絵に着色していき、重なりを理解していく方法が一番です。
時折グループ内でも、教員ともディスカッションしながら、1年生は楽しそうに理解していました。
さて、作業療法学科2年生は、7月末から8月頭にかけて、岐阜県内の病院で1週間、検査方法のみを練習する検査実習にいきます。この検査にはバイタルチェック、関節可動域検査や筋力検査、認知症の検査などが含まれます。
2年生は実習モードで練習を重ねていました。みなさんいい表情をしています。
意味ある実習になることいいですね。教員一同、応援しています!さあ、作業療法士の卵たちがんばれ!
作業療法学科 廣瀬 武
今年の2年生のクラス目標は「全員進級」!みんな頑張っています。昨年度に引き続き、授業前に朝の学習会を行っていますが、今年度は、復習を目的とした取り組みを行っていますのでご紹介したいと思います。
人間は勉強して覚えたことが、2日も経つと30%程度しか頭に残っていないという事実をご存知でしょうか?
ドイツの心理学者エビングハウスは、記憶を数量的に測定して忘却曲線を考案しました。(下図)
これを踏まえて、今、言語聴覚学科2年生が毎朝取り組んでいることは、“自分テスト”です。前日に自宅で勉強したことを、朝の学習会でテスト(所要時間は10分間)を行います。
この取り組みのポイントは、テストを自分自身で作成すること!
例えば、失語症の授業で定義を習ったとします。その日の夜、自宅で復習して定義を覚えたとします。次に、自分で「失語症の定義を述べよ」というようにテスト問題を自作するのです。そして、次の朝にこの自分で作成したテスト問題を自分自身で解いてみるのです。
目的は覚えた記憶を定着させること!
どうですか?この方法。記憶を定着させるにはうってつけの方法かと思いますこのやり方は、他にもメリットがいっぱいありますが、この続きはPARTⅡでご紹介しますね。
言語聴覚学科 教員 森晃雄
5月2日に大垣桜高校、福祉コース3年生の皆様に出張授業を行わせていただきました。
テーマは作業療法士・言語聴覚士の実際と体験です。
実際の現場でどんなことが行われているか、体験してみるのが一番ですね。
30分間は作業療法士と言語聴覚士の仕事の内容を聞いて、その後二手に分かれ体験し、1時間ずつの体験です。
作業療法士では、反射検査や関節可動域測定などの検査方法を実際に体験していただき、言語聴覚士では、嚥下障害者に対する評価からアプローチまでを例を挙げながら、実際に言語聴覚士の疑似体験をして頂きました。
「ナルホド」
という表情を沢山見せてもらい、非常に有意義な一日になりました。
言語聴覚学科 教員 森晃雄
作業療法学科 教員 廣瀬武
本日のオープンキャンパス後、池田高校の野球部・サッカー部の皆さん、30名以上の方がサンビレッジ国際医療福祉専門学校にストレッチ方法、筋力訓練方法を学びに来てくれました。
まずは簡単に解剖学の勉強会。
高校生の皆さんも解剖学を学んでいただいて、ストレッチ効果を高めて頂きます。
今年の池田高校野球部には有望な右腕がいるそうで、今後が楽しみです。
しかし怪我をしてしまってはいけません。そこで、この冬に柔らかい関節や筋肉を付けてもらう必要があります。
実際に作業療法学科1年生、3年生も、ストレッチ方法の伝授をお手伝い。
そんな彼らもついこの間までは高校生だったのに、今ではこころ強いですね。
手伝って頂いた作業療法学科3年生の樋口君は、池田高校の卒業生です。
一生懸命後輩に関わっている姿に、非常に感動してしまいました。
ストレッチの合間に、体幹の筋力訓練も挑戦させて頂きました。
さすが野球部、体幹はバッチリ安定!
今後の池田高校さんの野球部・サッカー部の成績に期待です♪
作業療法学科 教員 廣瀬武
先日、海津明誠高校の生活福祉科1年生 38名の方が来校されました。講義・施設見学を通して社会福祉への理解を深め、関心を高める目的でした。
生徒の皆さんに福祉の楽しさを知ってもらうために、本校で福祉を学ぶ学生の写真を、少し工夫して掲示しました。(この工夫はまた報告しますね)
実際に介護施設で働いている先輩からは働く楽しさ、やりがいなどを話してもらいました。この先輩というのが海津明誠高校を卒業し一度は別の道に進んだものの、高校の時に学んだ「介護」が忘れられないと、再度福祉を学ぶために本校に入学してくれた方でした。生徒のみなさんは先輩からの話に聴き入っていました。
その後、4班に分かれてリハビリセンター白鳥まで歩いて移動し、見学を行いました。
見学後に「こんな施設で働きたい」との声も聴けました。なんだかうれしい言葉ですね。