9月 22, 2017 カテゴリー: 作業療法学科ブログ, 保護者の方へ, 教職員の方へ, 社会人の方へ, 高校生の方へ
作業療法学科1年生は揖斐川町坂内地区で授業を行いました。
毎年この授業を行ってくれるのはプロカメラマンの平井慶祐さんです。
現在は東北で写真家として活躍されています。そんな平井慶祐さんの授業ではお題が出されます。
今回のお題は「面白いものを撮影しよう。ただし、シャッターを押せるのは3回まで」自然豊かな坂内地区を学生たちがカメラを持って歩きます。
きれいに刈り取られた田んぼ、道端に伸びるミョウガ。人々が生活する空間を3回しかないシャッターチャンスを求めてアンテナを張り巡らします。現在はとても便利な時代になりました。自分がアンテナを張らなくても、外から簡単に情報が入ってくる。これでは作業療法士にとって必要な「情報収集の力」や「気付く力」は育ちにくくなります。この授業を通して、そんな力が伸びてくれればいいなと思います。
平井さんは続けます。
「楽しいものを探すとき、視点を変えてみて!」
「真上から見たり、真下から見上げたり!そうすると今まで見えなかったものが見えるかもしれないよ。」
ただ見るのではなく、自分から楽しいものを探し求め、自分から動き、多面的に物事を見る。
写真も医療福祉もまったく同じことなんだなと気づかされました。対象者を多面的に見て、小さな変化に気づくアンテナを張りながら作業療法を提供していく。とても大切なことです。
学生は授業での勉強より一生懸命学んでいたように感じました
私のベストショットはこの写真。
どんなところで働いてもみんな見てますからね。お宅に上がる時は必ず靴をそろえる。当たり前ですが、そんなことがしっかりできている作業療法学科1年生、様々な学びを通して、良い作業療法士になってください。
作業療法学科 教員 廣瀬武