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新入生を歓迎する会 

6月 12, 2020  カテゴリー: 介護福祉学科ブログ, 作業療法学科ブログ, 保護者の方へ, 社会人の方へ, 言語聴覚学科ブログ, 高校生の方へ

全ての学生が登校できるようになった6月2日

4月にできなかった入学式のかわりに

新入生を歓迎する会が開かれました。

新入生代表として介護福祉学科の森公希くんからの誓いの言葉をご紹介します。

 

新入生誓いの言葉

本日は、私たち新入生のためにこのような会を開いていただき、ありがとうございます。理事長、校長先生、そして先輩方からの心のこもった激励のお言葉をいただき、新入生一同、身の引き締まる思いがいたします。今までとは違う新しい環境での生活に不安もありますが、それ以上に楽しみや期待で胸が高鳴ります。

私が介護福祉士という仕事を知ったきっかけは、中学二年生の時の高齢者施設での職場体験です。私は昔から地区の集まりでご高齢の方と話す機会が多く、とても楽しいと感じていました。これを仕事に生かせないかという事で、その職場体験に行きました。そこではご利用者と一緒に体操をしたり、かるたをしたりするなどの体験をさせていただきました。最初は話し掛ける勇気がありませんでした。しかし、ご利用者の方から話しかけていただき、色々な話をすることができました。そして笑顔で話してくださる様子を見て、とても嬉しくなりました。この時、私は介護福祉士になろうと決意しました。

中学三年生の時のボランティアで、寝たきりのご利用者に飲み物を渡しに行った時のことです。「飲み物を持ってきました。」と言うと、大きな声で「あぁ!?」と言われました。そのとき私は怖くなり何も言う事ができなくなりました。近くにいた介護福祉士の方が助けてくれましたが、私はひとりでできないことがとても悔しいという気持ちになりました。そして、ふとその方を見てみると、笑顔で介護福祉士の方と話をしている姿がありました。後から聞くと、急に怒ってしまうのは認知症の症状であって、悪気が有るわけではないとのことでした。その話を聞いて、怖いという気持ちよりもその方を笑顔にしたいという気持ちが強くなり、介護福祉士になりたいという思いが強くなっていきました。

それからは介護のボランティアや介護のことを学ぶことのできる本校のバスツアー、オープンキャンパスにも参加させていただきました。しかし、介護福祉士は大変な仕事だからと両親は賛成してくれませんでした。私は諦める事ができず、両親にこの職業に就きたいという熱意を何度も伝えていき、ようやく自分の好きなようにやりなさいと言ってもらえるようになりました。そして、いつも私の悩みを聞き、励ましてくれた祖母も応援してくれています。私は、家族を始め、今まで支えてくれたすべての皆さんに心から感謝し、その期待に応えられるように頑張っていきたいです。

本校は豊かな自然と家庭的な雰囲気があふれるすばらしい学校です。私たちはそのような環境の中で介護福祉士、作業療法士、言語聴覚士になるための、新たな一歩を踏み出しました。新しく出会った仲間と共に、日々目標に向かって勉強に励んでいきます。また、知識や技術だけでなく思いやりの心を持ち、ご利用者の気持ちを考え行動できる人になりたいです。

最後になりましたが、先生方、先輩方、これからのご指導をよろしくお願いします。

令和二年 六月二日

サンビレッジ国際医療福祉専門学校 新入生代表   森 公希

 

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