12月 7, 2017 カテゴリー: 作業療法学科ブログ, 保護者の方へ, 教職員の方へ, 社会人の方へ, 高校生の方へ
作業療法士の「作業」は「Occupational」とのいう意味で、大きな意味では日常生活の全ての動作も「作業」として捉え、訓練することがしばしばあります。
そのためには日ごろの動作がどのように行われているのかを知る必要があります。
今回は作業療法学科1年生の日常生活活動学演習では、更衣動作の分析を行いました。
服は半そでのボタンシャツ。
左腕を通し背中を回す、その後に右腕を通し、中に入った髪をかき上げる。
一連の流れはバランスよく立っていられること、手で服をつかんでいられることだけではなく、様々な関節が連動して動くことで更衣動作は可能になります。期に例えるとよくわかります。人の体を支える脚は木の根、胴体は幹、両腕が枝、手は葉と考えます。どこかに問題があるとスムーズな更衣動作はできません。
学生たちは、どのように関節が動いていたか、ディスカッションしながら理解を深めていました。
作業療法学科 教員 廣瀬武