10月 31, 2019 カテゴリー: 保護者の方へ, 教職員の方へ, 社会人の方へ, 高校生の方へ
10月18日(金)に本校全体で防災訓練を実施しました。
内容は、消火器を使用した初期消火訓練と避難訓練です。
今回の避難訓練では、自分たちが安全に避難する訓練ではなく、要救助者を安全に避難させる訓練を行いました。
学生達は本校を卒業した後に施設や病院に就職します。その時に担架を使い要救助者を安全に避難する能力も求められます。しかし、いざという時に担架が近くにない場合、また火災場所によっては担架を取りにいけないことも十分に考えられます。そのような時に「担架がなくては搬送できない」ではなく「ある物を使って担架を作り、搬送する」人になってもらいたい。
そんな思いから、今回の避難訓練ではシーツとガーデニングで使用されるような棒で簡易的な担架を作成する段階から訓練を行いました。
また、協力して搬送できる人がいない場合、毛布にくるみ引く方法も体験していただきました。
今の日本は物があふれ、何不自由なく生活できます。とても豊かな時代に生きているからこそ、「工夫する」機会が減少しています。本校は医療福祉の専門職を育成する学校ですが、知識をうまく活用するためにこの「工夫する力」を伸ばしたいと思っています。