4月 29, 2016 カテゴリー: 言語聴覚学科ブログ
1年生が入学してもうすぐ1ヶ月。初めての専門科目となる「言語聴覚障害学総論」の授業初日で、「STの仕事に対するイメージ」を1人ずつ自由に語ってもらいました。高校時代の介護実習の体験、家族や親戚からの助言、実際に現場で働くSTからの話など、様々なエピソードを元にした、自分なりに思うST像が出てきました。
今は専門用語も知らず、曖昧な言葉でしか語れず、小さな種を土に撒いただけの学生たちですが、3年間の様々な学びや実習、多くの方々との語らいを通して、少しずつ「自分が目指すST像」を膨らませていきます。この授業ではSTの役割や対象とする障害の概要などを学びますが、このイメージに少しずつ広がりが出てくるきっかけになれば・・・と思い、授業を行っています。きっと3年後にはたくさんの学びをもとに、彩り鮮やかな花を咲かせてくれるでしょう。そしてまずは1年後、学生達はどんなイメージを、どんな言葉で語ってくれるようになるでしょうか?彼らと同じように入学したのはもう20年前。今一度「私が思うST」を見つめ直しながら、学生達の成長を見守りたいと思っています。