11月 7, 2018 カテゴリー: 言語聴覚学科ブログ
今年も言語聴覚学科2年生が、関連施設であるリハビリセンター白鳥にて実習を行っています。
週一回(計6回)、10月3日から始まった体験実習も今日で最終日となりました。
6週間に渡って施設の利用者の方々と関係を築き上げてきた学生達。
最後のふり返りでは、学生が感極まる場面もありました。
それだけ真剣に、利用者さんと関わってきた証です。
ふり返りの際、「自分の意見を人に伝えることは簡単なようで難しいことを実感しました」と、レクリエーションで大勢の利用者さんを前に司会を務めた学生が感想を述べてくれました。
もしかしたら、集団で行うレクリエーションが苦手な利用者さんもいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、利用者さんの好きなことや興味はなんだろう?と、その方の気持に寄り添いつつ、信頼関係を築きあげるために何をして差し上げたら喜ばれるのか?と常に思いをはせることが大切です。
片麻痺によって手指の細かな動作ができない方がいらっしゃるとしたら。保たれている機能・能力を最大限に活用できるレクを考えればいいんです。
この6週間で“考えて実践する”という経験をしながら、毎回、振り返りを行い、修正を繰り返してきました。
冬からの本格的な病院実習の前に、これらの経験が、きっと自信につながることでしょう。
言語聴覚学科 教員 森 晃雄