作業療法学科ブログ
2018年07月18日 (水)
卒業後に作業療法士として活躍するためには、座学ばかりではいけません。
様々な知識を得ることはもちろん、在学中から体験し、経験を積み、経験をディスカッションを通し共有し、実践しプレゼンテーションする能力を身につける必要があります。
サンビレッジ国際医療福祉専門学校の作業療法学科は、体験や経験から学び、そこから論理的思考へと結びつけていくことが必要だと考えています。
特に作業療法学科2年生は、3年間の中でも授業数が多く、学ぶことが非常に幅広い学年です。
作業療法士としての治療方法を学ぶ「作業療法治療学」も、身体障害障害領域や発達領域など幅広く学んでいきます。
その身体障害領域の一コマである「熱傷」について、名古屋の独立行政法人・中京病院で作業療法士として活躍されている工藤啓介先生がお話ししていただきました。
熱傷とは簡単に言えば「やけど」です。
中京病院では、熱傷の治療に作業療法士が積極的に関わっています。工藤先生は実際の治療方法をわかりやすく講義していただけました。
熱傷の急性期では包帯の巻き方が、後の治療成績に大きな影響を与えます。実際どのような圧力で、どのような手順で巻けばいいのかなどなど、経験と熟練を必要とします。今回、2年生はそんな包帯を巻く経験をさせていただきました。
しわができてしまったり、きつくなり過ぎてもいけません。
熱傷によって損傷した皮膚の代わりとなる包帯。巻くにはとても高いスキルが必要です。学生も工藤先生の巻き方を興味深く観察しています。
完成した巻き方はこちら。
指の運動を阻害しない巻き方となっていました。
出来はどうあれ、学生たちも果敢に挑戦していました。
この体験や経験こそが、座学で学んだ事の理解を深めます。在学中にこのような経験を通し、将来は現場で活躍する作業療法士になってもらえると信じています。
作業療法学科 教員 廣瀬武
お知らせ
2018年07月17日 (火)
猛暑の中、36名の方に参加していただきました。
暑い中本当にありがとうございました。
いよいよ進路選択の時期だけあって皆さん真剣な表情で質問されていました。
さて、それぞれの学科の体験授業です。
介護福祉学科では車いす操作体験を行いました。
作業療法学科では在校生がCampusツアーを主導しました。
実際の授業で作成する装具やスプリント(作業療法士が作成する装具のようなもの)に触れたり、教室の役割などを説明させていただきました。今回のカメラマンは作業療法学科2年生の在校生。さすが元写真部だけであって素晴らしい腕前でした。
体験授業では「バイオメカニクスとは?」という難しい内容でしたが、体験を通して支持基底面や重心について楽しく学んでいただけました。
言語聴覚学科の体験授業は「声を出さずに、気持ちを伝えることはできるのか!?」。透明文字盤を使用して声を出さずにコミュニケーションを行う体験をしていただきました。
オープンキャンパスに参加していただけた方のアンケート結果です。
「講義だけでなく、様々な体験ができるという点がとても好印象でした。先生がとてもいい方でした」高校3年生 男性
今年の夏のオープンキャンパスは始まったばかりです。
次回のオープンキャンパスは8月11日(土・祝)に開催します。
ぜひ一度、本校のオープンキャンパスに足を運んでみませんか
教員・学生一同、お会いできることを楽しみにしています。
お知らせ
2018年07月10日 (火)
7月2日(月)より断続的に本校が利用しておりますレンタルサーバーの不具合が生じております。
そのため、時間帯によっては、メールでの資料請求及びオープンキャンパスのお申し込みの受付ができない状況が発生しております。
この間にアクセスいただきました皆様方には、大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
現在、復旧の目途がたっておらず、ご迷惑をおかけしております。
今しばらくは、お電話での対応となりますので何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
既にメールフォームにてお申込みいただいた方で、受付完了メールが届いていない方につきましては、もうしばらくお待ちください。
サーバーが復旧次第、ブログにてお知らせします。
お知らせ
2018年07月09日 (月)
第4回オープンキャンパスを下記の通り開催させていただきます。
時:7月16日(月・祝) 10:00~12:00(受付9:45~)
場所:サンビレッジ国際医療福祉専門学校 北館
各学科ともに、実際に受ける授業がどのような雰囲気で行われているのか、どんな内容を学ぶのか、様々な事がわかるよう、体験授業が用意されています。
今回の各学科の体験授業は…
介護福祉学科
「からだのしくみの理解と吸引体験 」
従来看護師が行ってきた吸引。介護福祉士もそのケアを担うことになりました。モデル機を使って実際に吸引を行ってみましょう。ミニ講義もありますよ。
作業療法学科
「バイオメカニクス」
バイオメカニクス(biomechanics)を理解することで、腰に負担のない生活を送る事ができます。運動を力学的に探求し、その結果を応用してみませんか?少し難しい内容ですが、とても分かりやすく教員が説明します。
言語聴覚学科
「声を出さずに、気持ちを伝えることはできるのか!?」
コミュニケーションには欠かせない「ことば」と「声」。それを失った時、人はどのように、気持ちを伝えたらよいのでしょうか。ジェスチャーを使う、文字を書くなどの方法以外にも、実はたくさんのコミュニケーションツールがあります。それらを駆使し、相手に気持ちを伝えてみましょう!
となっております。
また、こんな方にサンビレッジのオープンキャンパスはお勧めです。
①もうなりたい職種が決まっていて、どの学校が自分に合っているか確かめたい高校3年生の方。
②まだ、なりたいものが見つからず、介護福祉士・作業療法士・言語聴覚士の仕事について知ってみたい高校生・中学生の方。
③医療・福祉の仕事に興味のある方。
④仕事を辞め、今後手に職をつけ、働いていきたい社会人の方。
⑤自分のお子様に勧めたい仕事を探している保護者の方
「Opencampus申し込み」から必要事項を入力の上、お申し込みください。
また、下記電話番号にてお電話でも申し込み可能です。
0585-45-2220(サンビレッジ国際医療福祉専門学校)
詳細はバナーをクリックしてください。
↓ ↓ ↓
お電話での申し込み締め切りは7月13日(金)まで。
なお、ホームページからのお申し込みは、当日朝まで受け付けております。
※土日祝日にお申し込みいただいたメールにつきまして返信できない場合がございますが、受け付けておりますので安心してご来校ください。
作業療法学科ブログ
2018年07月09日 (月)
日本作業療法士協会は、多様化する作業療法の職能を十分に表現するために作業療法の定義を改定しました。
「作業療法は,人々の健康と幸福を促進するために,医療,保健,福祉,教育,職業などの領域で行われる,作業に焦点を当てた治療,指導,援助である.作業とは,対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す.」
作業療法士は医療や福祉分野のみではなく、教育現場や職業の療育でもその活躍を期待されています。今回はその期待の応えるべく改定となりました。
対象者の生活を支える作業療法士には医学的な知識や福祉観をベースとし、更に様々な経験や学びが必要となります。
サンビレッジ国際医療福祉専門学校の作業療法学科では、様々な体験を通し視野の広い作業療法士の育成を目指しています。
作業療法学科2年生は、疾病障害学(整形外科系)が開講しました。講師は岐阜県総合医療センター、整形外科部長の横井達夫先生です。
様々な整形疾患の実際を紹介していただけました。
学生たちが必死にメモを取る姿か印象的でした。
しっかりと最先端の医療を学び、サンビレッジの様々な施設で、フィールドスタディを重ねていく。
その繰り返しで、求められる「実践力」を身に付けていくことを期待しています。