言語聴覚学科ブログ
2018年06月10日 (日)
言語聴覚学科2年生が学ぶ「言語発達障害学演習Ⅰ」
ことばの発達に遅れがある子どもの特徴や支援法を学ぶ科目です。
発達の問題を理解するためには、まずは一般的な子どもの特徴や発達段階をよく理解する必要があります。
まずは遊びを通して子どもたちの特徴を理解することを目的とし、
サンビレッジ専門学校から歩いて5分のところにある「池田こども園」さんへ実習に伺いました。
まずは子どもたちの前で自己紹介。今回はもも組(2歳児)、あか組(年少)、き組(年中)、みどり組(年長)に
分かれて入ります。
バイクで遊ぼうよ~♪のお誘いでしょうか?
暑い中でも子どもたちは元気いっぱい!園庭で走り回りました。
何のお花をもらったのでしょうか?子どもたちからプレゼントをもらいました。
教科書を読めば、何歳何か月頃にどんなことができるようになって、
どんな言葉を話せるようになって・・・と、とても詳しく書いてあります。
たとえそれを全て暗記したとしても子どもの成長はそれぞれで、
誰1人として全く同じ成長を遂げることはあり得ないのです。
そしてそれが1人1人の個性につながっていきます。
お話が上手な子、ちょっと引っ込み思案な子、絵本を読むのが好きな子、読んでもらうのが好きな子、
ごはんを食べるのが早い子、ちょっとだけ苦手な食べ物に苦戦する子、
お友達と鬼ごっこをするのが好きな子、砂場でおままごとをするのが好きな子・・・。
同じクラスで、同じ年齢でも、いろいろな子がいることを遊びを通して少し理解ができたのではないでしょうか。
池田こども園さんでは、担当クラスを変えてもう一度演習を行う予定です。
次はどのような子どもたちとの出会いがあるか、私もとても楽しみです。
(言語聴覚学科教員 森和歌子)
お知らせ
2018年06月05日 (火)
6月17日の日曜日、本校で公開講座と体験型ワークショップが行われます。
内容は「ロジカルシンキングがわかれば勉強なんて怖くない」と「知ってみよう、自分の認知特性」となっています。今後は論理的思考力が求められる時代です。暗記の勉強方法では、今後の時代の変化についていけません。そこで脳科学の観点と教育を結びつけた勉強方法を公開講座や体験型ワークショップで提案したいと思います。ぜひ奮ってお申し込みください。
詳細は下記の通りです。
日時:平成30年6月17日 (日曜日)10:00~12:00(受付9:30~)
場所:サンビレッジ国際医療福祉専門学校 北館 学生ホール
対象:高校生・中学生 定員30名(保護者の方、学校の先生も参加できます。)
お申し込み方法:お電話でのお申し込みとなります。 0585-45―2220「公開講座の申し込みです」とお伝えください。
内容:「ロジカルシンキングがわかれば勉強なんて怖くない」細川寛将 氏
「勉強は好きですか?」という質問をされた時、どう答えますか?この質問に対して、即答で「はい!」と答えられる人はおそらく少数ではないでしょうか。でも、考えてみてください、皆さんは“勉強する方法” をこれまでの義務教育、高校教育で習ってきましたか?おそらく、答えは「いいえ」の人が大多数でしょう。そうです、実際「勉強が苦手」という人の多くは、「そもそも勉強する方法を習っていないから苦手意識を持っているだけ」と言えます。逆に言えば、勉強する方法さえ身に付けてしまえば苦手意識や、敵対する意識、恐怖感などはなくなります。この講演では、大学時代から「ロジカルシンキング」や「科学的勉強法」を学び、体得した演者が、どのような方法論で勉強しているのか講義とワークを交えながら行います。実際に作業療法の全国国家試験模試で6000 人中1 位を獲得した勉強法でもあります。「苦手」を「得意」に変える1 日にしてください。
「知ってみよう、自分の認知特性」 サンビレッジ国際医療福祉専門学校 教員
人には認知特性があり、その特性に合った勉強方法があります。体験型ワークショップを通して、あなたの認知特性を知り、授業の聞き方やノートの作り方、受験勉強の方法など、あなたにあった方法を見つけませんか?
今後の受験に向けて勉強方法を知りたい方や学校の先生、保護者の方でも興味のある方はどなたでも参加できます。
介護福祉学科ブログ
2018年06月05日 (火)
体験学習では高齢者や障害者の疑似体験を通して、身体的機能低下や心理的変化を感じます。
第3回目の今日は、白内障と手指の巧緻性低下、片麻痺になって車いすを自力で動かすことを体験しました。
まずは、白内障体験
白内障メガネをかけて、新聞・チラシ・料理本を見てみました。
メガネをかけるのとかけてないのでは全然見え方が違います。
ぼやけて文字が読みづらい…
黄色のチラシが他のチラシに比べて見えにくい…
形や色が分かりにくい…
お料理も、こんなに違って見えるのですよ。
これが本物のお料理だったら、「食欲がわかないかも…」との感想でした。
次に手指の巧緻性低下(手の指の動きが鈍くなり動かしににくくなること)体験
手袋をはめ、更に動かしにくくするためにおもりをつけ、お財布の中からお金を取り出します。
う~ん、なかなか出てこない…
手がすべってしまう…
裁縫と衣服畳み・折り紙にも挑戦しました。
重くてだるい…
細かな作業は大変…
何をするにも思うように動かせず一苦労。やりたい気持ちも失せてしまいました。
いつもの何気ない日常動作がとても困難ということを体験できました。
車いす体験では、片麻痺の状態で、様々なタイプの扉を出入りしてみたり、スロープや道路を行き来してみたりしました。
扉のタイプによってこんなに違うとは…
それほど急なスロープでもないのに上れない…
道路では思わぬ傾斜や凸凹を感じたり、使っていた手足が痛くなったり、体感することがたくさんあった様子でした。
今日の体験を生活支援技術での学習に繋げていきましょう!
言語聴覚学科ブログ
2018年06月01日 (金)
言語聴覚学科の3年生が、嚥下障害演習の講義で痰の吸引を行いました。
講師は揖斐厚生病院 摂食嚥下認定看護師の川瀬先生です。
座学で基礎的な知識を学んだ後、模型と模擬の痰(たん)を使っていざ実践!
使用した模型はこちら
肌の質感等も本物に近く再現されています。
消毒をして、手袋をして・・・ひとつひとつ手技を確認しながら、行っていきます。
慣れない手技に、ドギマギ。
川瀬先生にご指導頂きながら、口腔内や気道にある痰を引いていきます。
こちらは吸引ビンの中を見ながら何やら話しています。
「こんなに痰って硬いんだね。全然引けなくてびっくりした!」
「実習先では、もう少し色がついたてた気がするけど・・・」
ふむふむ。なかなかいいところに目をつけています。
実はこの痰の色や硬さは、患者さんの体調を示すバロメーターでもあります。
みなさん風邪を引いたとき、痰が黄色くなった経験はありませんか?
感染症にかかると、痰の色が黄色や黄緑色に変化し、粘度も増します。
そのため、吸引した際に痰の色を注意して観察し、患者さんの変化にいち早く気づくようにします。
患者さんだけを見るのではなく、周りのこともしっかり観察できるようになったなぁと、成長を感じた一幕でした。
嚥下障害は命に関わる障害になり兼ねません。
摂食・嚥下場面に密に関わる言語聴覚士にとって、吸引の技術は必要不可欠。
そのためには、正しい知識と確かな技術が必要です。
今日得た知識や技術が、いつか出会う患者さんや利用者さんの役に立ちますように。
(言語聴覚学科教員 板津)
介護福祉学科ブログ
2018年05月28日 (月)
学校生活にも少しずつ慣れてきた1年生のみなさん。
楽しく学校生活を送れているのかな
そんな1年生も少しずつ専門的な学習へと進んできました。授業中だけでなく学校生活を送る中で自然と目に止まり、意識できるように、校舎内のボードに専門用語を掲示しています。初めは「入学おめでとう」でしたが、
今では講義中に学んだ言葉を掲載しています。
これからまだまだ続きます。楽しみにしていてくださいね。
2年生にとっては、一年ぶりに目にする言葉。どれだけ覚えていてくれてますか?