本校は母体である社会福祉法人新生会の現場を「第2の校舎」として、様々な授業を行っています。
今年度新たに生活支援技術の実際を学ばせて頂くことになりました。
その第一弾は、環境整備のベッドメイキングです。
学校で基礎を学び、技術練習を繰り返し行い、現場へ行きましたが、実際の現場ではなかなかうまくいきません。
シワができないように・・・
利用者さんが近くにいらっしゃると緊張する・・・
利用者のお部屋にお邪魔させて頂くという緊張感や、作業スペースが十分とれない狭い環境の中でシーツを敷いたり、始める前と同じ位置に私物を戻したり、自分たちの思い描いていたようにはできなかったようです。
学校で学ぶだけでなく実際に現場で学ぶからこそ、実践力を身に付けることになるのだと改めて感じました。
介護福祉学科教員 和久井 愛
6月10日(日)に第2回オープンキャンパスを開催しました。
今回も多くの方に参加していただきありがとうございました。
各学科で体験授業が行われて、参加者の方は積極的に耳を傾けていただけました。
介護福祉学科では経管栄養体験。
作業療法学科ではストレッチ体験。
言語聴覚学科では透明文字盤体験をしました。
今回もサンビ校の在校生が、授業の様子や学校の雰囲気について話してくれました。
非常に和気あいあいとした中で行われたオープンキャンパス。在校生が受験を考えている学生さんに対し、「勉強は大変だけど、自分のなりたいものになるための勉強だから、楽しいんです。」といった一言が忘れられません。
サンビ校の事を詳しく知りたい方、在校生の生の声や雰囲気を感じたい方、ぜひオープンキャンパスに参加してくださいね。
学校生活にも少しずつ慣れてきた1年生のみなさん。
楽しく学校生活を送れているのかな
そんな1年生も少しずつ専門的な学習へと進んできました。授業中だけでなく学校生活を送る中で自然と目に止まり、意識できるように、校舎内のボードに専門用語を掲示しています。初めは「入学おめでとう」でしたが、
今では講義中に学んだ言葉を掲載しています。
これからまだまだ続きます。楽しみにしていてくださいね。
2年生にとっては、一年ぶりに目にする言葉。どれだけ覚えていてくれてますか?
介護福祉学科では、高齢者や障害者の生活支援に必要な基礎知識を講義、実技を通して学びます。
その第1弾としてベッドメイキングを行いました。
ベッドメイキングは1人で1つのベッドを作りあげます。利用者のことを考えながら、安楽なベッドを作るのですが、介護者の身体にも負担がなく、効率のよいベッドの作り方を習得します。まだ練習を始めたばかり、なかなか思うようにできませんが、グループで助け合って崩れにくいシーツを作り上げていました。
去る5月2日、県立大垣桜高校 福祉科の講習会にお招きいただきました。
当日は「作業療法士と言語聴覚士 ―リハビリの仕事―」をテーマに、本校の作業療法学科主任 廣瀬と言語聴覚学科教員 森が、それぞれの職種の具体的な支援方法を、生徒のみなさんに体験していただきながら講義をさせていただきました。
【作業療法士 広瀬】
【言語聴覚士 森】
福祉科の皆さんには「医療や福祉の世界にはこういう仕事もあるんだ」と興味・関心を持ってもらえたら嬉しいです。
【私たちの話を真剣な眼差しで聞いてくれました】
さて、「地域包括ケア」ということばをご存知でしょうか。“地域を支える医療・福祉”というワードは2025年問題が囁かれる中、今後、重要なキーワードと言えるかもしれません。そして、近い将来、その担い手として、大垣桜高校福祉科の皆さんが、この地域の福祉・医療の未来に欠かせない存在となることを心から願っております。
地元で生まれ育った若い力にこの西濃地域の福祉・医療の未来を託して…。
私たちの使命は「地域の福祉や医療を担う専門家を育て、そして社会へ還元する。」ことです。
地域に根差した地元から愛される学校を目指して、今後もこの岐阜の小さな学び舎から大きなこころざしを届けていきたいと思います。
最後に、このような機会を設けていただいた大垣桜高校の渡辺校長先生、諸先生方へ感謝申し上げます。
言語聴覚学科 森 晃雄