本日平成30年度の第1回オープンキャンパスを開催しました。
あいにくの雨模様の中、18名の方が参加していいただけました。
本校の在校生もおもてなしです。
まずは学校の概要説明をさせていただき、その後に各学科の授業を体験していただきました。
実はこの体験授業が人気なんです。
体験授業には在校生も参加します。どんな雰囲気の授業が行われているのか、どんなやり取りが教員と学生の間で行われているのか、どんなことを学ぶのかを知ることができます。
介護福祉学科は、実際の授業で行われる医療的ケアの一つである痰の吸引体験をしました。
作業療法学科では、ソックスエイドを作成し、実際に靴下を履く体験をしました。
言語聴覚学科では、ゼリーを飲み込むときに聞かれる、実際の嚥下音を聞く体験をしました。
各学科とも体験授業は大いに盛り上がっていました。
体験授業後はteatimeで在校生と意見交換。
「実際に駅から徒歩で何分かかりますか?」
「入試の問題はどのようなものですか?」
「授業についていくのは大変ですか?」
「高校の時に神経なんて勉強していませんが大丈夫でしょうか?」
「国家試験の合格率はどれくらいですか?」
「車で通うことはできますか?」
などの質問が飛び交っていました。
きっと在校生だからこそ聞きやすいこともありますよね!
今回は卒業生も参加していただきました。この4月からフェニックス 総合クリニックで、言語聴覚士として働く斎藤佐紀さんです。
現場でのやりがいや、言語聴覚士として大切なことなどをお話ししていただきました。
最後にオープンキャンパスに参加された方の感想の一例です。
「体験授業が充実していて楽しかった」高校3年生 女性
「在校生が気軽に話しかけてくれたことやいろんな方とコミュニケーション取ることができたことが印象的だった。」20代 女性
今後もオープンキャンパスを開催していきます。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
今回は社会人経験を経て本校に入学した学生にスポットをあててみました。
本校には、社会人経験者の方も多く在籍していますが、言語聴覚学科に在籍するTさんもそのひとり。
実は、主婦、母親、そして学生と3足のワラジを履く頑張りママさんなのです。
「今、こうやって再び勉強ができるのも、わがままを聞いてくれた家族の協力と理解があるから。そして、クラスの仲間の支えがあるから」と語ってくれたTさん。
「言語聴覚士になりたい」と思ってから専門学校入学に至るまで、さまざま不安や葛藤もあったことでしょう。
一昨年前のオープンキャンパスに参加していた彼女。当時、いろいろと質問してくれていたことを思い出します。
そんな、彼女も今では、高校からストレートで入ってきた学生らとともに日々和気あいあいと学んでいます。
若い学生達を穏やかに見守ってくれる存在としてクラスの安心感にも繋がっているようです。
社会人を経験された方の前職や年齢、生活背景は様々です。高校を卒業したばかりの学生にとっては、彼らの言動や振る舞い、物事を計画的に進める思考力など学ぶことも多いでしょう。
それが専門学校で学ぶ良さなのではないかと感じています。
私たちは学び直したいと思う気持ちを大切にしています。
社会人経験者で医療・福祉の仕事にご興味のある方、更なるスキルアップの為に国家資格取得を考えておられる方。今年度もオープンキャンパスを開催していますので、お気軽にお問合せ下さい。
そうそう、話を戻しますね。
事務系の仕事をされていた彼女が、なぜ医療・福祉の分野で再び学ぼうと入学を決意したのでしょう?
そのインタビューの内容は次回のブログにてお伝えしたいと思います。お楽しみに。
言語聴覚学科 教員 森 晃雄
本校3学科の、平成29年度国家試験合格率を報告させていただきます。
介護福祉学科 100%(全国平均70.8%)
作業療法学科 100%(全国平均77.6%)
言語聴覚学科 86%(全国平均79.3%)
お知らせが遅れてしまいましたが、いずれの学科も全国平均を上回ることができました。
地域で活躍できる専門家を育てられるよう、今年度も引き続き努力していきたいと思っています。
今日は、言語聴覚学科1年生の授業を覗いてみることにしましょう。
教科は『基礎介護技術』、講師は本校 介護福祉学科の和久井愛先生です。
この授業では、例年、初回の授業で『障がい体験』を行っています。
まずは、使い慣れた利き手とは反対の手で折り紙を折る体験。
利き手交換をしているので通常よりも倍以上の時間がかってしまいます。“鶴”も複雑すぎて最後まで折ることができません。
白内障の体験では、疑似体験できる特殊な眼鏡をかけて針に糸を通してみました。
視界の先にはどのような視界が広がっているのでしょうか。
また、失語症の疑似体験では、音声言語ではなく身振りで伝えることの難しさも経験しました。
一生懸命伝えようと身ぶり手ぶりを駆使してもなかなか伝わらないものです。
「先生、どうしよう」「全然伝わらないです」と学生達も悪性苦闘の表情でした。
相手に思いが伝わらない事のもどかしさを感じることができたでしょうか。
聞く側の姿勢も大切です。相手のことを知りたいという姿勢があってこそコミュニケーションは成立するのです。
今回の障がい体験を通じて、何を学び、どう感じてくれたでしょうか。
本校では、教科書だけでは感じることができない“experience-based learning(体験型学習)”を大切に。
1年生のこの時期から講義(知識の習得)→実践(体験)→振り返り(ディスカッション)というスパイラル方式の授業を展開しています。
さて、次はどんな気づきや発見が学生たちを待っているのでしょう。今から楽しみです。
言語聴覚学科 教員 森 晃雄
入学式から1週間が経ち、新入生オリエンテーションもひと段落ついた金曜日の午後、新しい仲間へ歓迎の意を込めて学科交流会を開催しました。
開始直後の自己紹介では少し緊張気味でしたが、それぞれのテーブルごとに分かれてからはその緊張もほぐれたのか、笑顔で自分の出身地の話題や特技・趣味などを話してくれました。
上級生達からは、授業の話、休日の過ごし方、アルバイトなど勉強面や生活面をアドバイス。
今年も岐阜県内のみならず、東北地方や北陸地方など全国から新しい仲間がわが校へ集いました。
実は、上級生の中にも信州や関西出身者が在籍しているんですよ。
「いろんな地域出身の方々と一緒に学べるって楽しいですよね」と、感想を述べてくれた1年生のA君。
それぞれ生まれ育った地域や環境は違いますが、各地から言語聴覚士を志す若人が、岐阜県にあるこの学び舎を選んで来てくれています。
それがこの小さな学校の大きな自慢なんです。
新入生の皆さん。ようこそ自慢の学び舎へ。
この3年間で色々な発見をしてください。
そして色々な経験をして下さい。
教職員一同、皆さんの羅針盤となって言語聴覚士の夢をサポートしていきます。
言語聴覚学科 教員 森 晃雄